Solaris 7 CD 上のスライス 0 には、Solaris インストールを設定するためのインストールツールと Solaris ソフトウェアが格納されています。図 B-1 に、Solaris 7 CD のレイアウトを示します。
スライス 0 の最上位レベルにある制御ファイルは、インストールソフトウェアで使用されます。制御ファイルには、.cdtoc、.slicemapfile、および .install_config が含まれています。
スライス 0 の最上位レベルにある Solaris_2.7 ディレクトリには、Solaris 7 ソフトウェア製品をインストールするために最小限必要なすべてのツール、ソフトウェア、およびその他の構成が含まれています。ここには下記のディレクトリがあります。
Docs - このディレクトリには、オンライン・リリース情報があります。
Misc - このディレクトリには、jumpstart_sample ディレクトリがあります。このディレクトリは、JumpStart のサンプルを提供するためのディレクトリで、rules ファイル、プロファイル、begin スクリプト、および finish スクリプトが含まれています。以前の Solaris CD では、auto_install_sample ディレクトリでした。
Patches - このディレクトリには、この Solaris CD の作成時点で入手できた、Solaris パッチが入っています。
Product - このディレクトリには、Solaris のパッケージと制御ファイルが入っています。このディレクトリのフォーマットは、以前の Solaris CD の製品ディレクトリ (たとえば、Solaris_2.6) と同じです。
Tools - このディレクトリには、Solaris のインストール用ツールがあります。これには、add_install_client、setup_install_server、および rm_install_client が含まれています。以前の Solaris CD では、これらのツールはスライス 0 の最上位レベルにありました。Tools ディレクトリには Boot サブディレクトリがあり、Solaris のブートイメージが格納されています。