メイン・パネルは、サブパネルを除くフロントパネルのウィンドウです。

次の変更を実行できます。
コントロールの追加または削除
コントロールの位置の交換
システム共通: /etc/dt/appconfig/types/language/*.fp
個人用: HomeDirectory/.dt/types/*.fp
ファイルにコントロールを定義します。
コントロールのコンテナを指定するために、CONTAINER_NAME フィールドと CONTAINER_TYPE フィールドを使用します。
CONTAINER_NAME Top CONTAINER_TYPE BOX
コントロールの配置を左から右へ指定するために POSITION_HINTS を使用します。カスタマイズは組み込みコントロールに優先するので、新しいコントロールが入ると、同じ位置にあった既存のコントロールは 1 つずつ右へずれます。
構成ファイルを保存します。
フロントパネル・コントロールのアイコンを作成します。
詳細は、「コントロールが使用するアイコンの指定」を参照してください。
ワークスペース・メニューから [ワークスペースマネージャの再起動] を選択します。
たとえば、ファイル /etc/dt/appconfig/types/language/audio.fp にある次のコントロール定義は、オーディオ・アプリケーションのコントロールを [時計] と [カレンダ] コントロールの間に挿入します。
CONTROL AudioApplication
 {
  TYPE             icon
  CONTAINER_NAME   Top
  CONTAINER_TYPE   BOX
  ICON             AudioApp
  POSITION_HINTS   2
  PUSH_ACTION      StartAudioApplication
  PUSH_RECALL      true
 }
システム共通: /etc/dt/appconfig/types/language/name.fp
個人用: HomeDirectory/.dt/types/name.fp
削除するコントロールの定義を新しいファイルにコピーします。
削除するコントロールが組み込みの場合、定義は次のファイルにあります。
/usr/dt/appconfig/types/language/dtwm.fp
定義全体をコピーする必要はありませんが、必ず CONTAINER_NAME と CONTAINER_TYPE のフィールドを含む範囲をコピーしてください。
定義に DELETE フィールドを追加します。
DELETE True
構成ファイルを保存します。
ワークスペース・メニューから [ワークスペースマネージャの再起動] を選択します。
たとえば、ファイル /etc/dt/appconfig/types/language/TrashCan.fp にある次のコントロール定義は、[ごみ箱] コントロールを削除します。
CONTROL Trash
 {
  CONTAINER_NAME  Top
  CONTAINER_TYPE  BOX
  DELETE          True
 }
コントロール定義を変更する必要がある場合 (たとえばアイコン・イメージを変更する場合など) は、次の手順を実行します。
コントロール定義全体を /usr/dt/appconfig/types/language/dtwm.fp から次のファイルにコピーします。
システム共通: /etc/dt/appconfig/types/language/name.fp
個人用: HomeDirectory/.dt/types/name.fp
変更するフィールドを編集します。フィールドを追加することもできます。
ファイルを保存します。
ワークスペース・メニューから [ワークスペースマネージャの再起動] を選択します。
位置を変更するコントロールの定義を /usr/dt/appconfig/types/language/dtwm.fp から次のファイルにコピーします。
システム共通: /etc/dt/appconfig/types/language/name.fp
個人用: HomeDirectory/.dt/types/name.fp
移動するコントロールごとに、コントロール定義全体をコピーしなければなりません。
ファイルを保存します。
ワークスペース・メニューから [ワークスペースマネージャの再起動] を選択します。
たとえば、ファイル /etc/dt/appconfig/types/C/MailHelp.fp にある次のコントロール定義は、[メール] と [ヘルプ・マネージャ] のコントロールの位置を交換し、それらのコントロールを個人の変更に対してロックします。
CONTROL Mail
 {
 	POSITION_HINTS					12
 	LOCKED							True
 	...その他のコントロール定義
 }
CONTROL Help
 {
 	POSITION_HINTS					5
 	LOCKED							True
 	...その他のコントロール定義
 }
たとえば、次の 2 つのコントロールは異なる 2 つの構成ファイルで定義されます。これらのコントロールはコントロール名とコンテナ名が同じなので、同一コントロールと見なされます。
/etc/dt/appconfig/types/C/SysControls.fp にある定義
   Control ImportantApplication
    {
      CONTAINER_NAME					Top
      CONTAINER_TYPE					BOX
      POSITION_HINTS					2
      ...
    }
HomeDirectory/.dt/types/MyControls.fp にある定義
   Control ImportantApplication
    {
      CONTAINER_NAME					Top
      CONTAINER_TYPE					BOX
      POSITION_HINTS					6
      ...
    }
個人用コントロールが優先するので、コントロールは位置 6 に配置されます。
コントロール定義の ICON フィールドは、コントロールが使用するアイコン・イメージを定義します。
ICON フィールドの値は、次のいずれかになります。
ベース・ファイル名
ベース・ファイル名は、アイコン・イメージを格納しているファイル名から、サイズの拡張子 (m と t) とイメージ型 (bm と pm) を除いたものです。たとえば、ファイル名が MyGame.l.pm と MyGame.m.pm の場合は、MyGame を使用します。
ベース・ファイル名を使用する場合、アイコン・ファイルはアイコン検索パス上のディレクトリになければなりません。
個人用アイコン: HomeDirectory/.dt/icons
システム共通アイコン: /etc/dt/appconfig/icons/language
完全なファイル名を含む、アイコン・ファイルへの絶対パス
アイコン・ファイルへの絶対パスは、アイコン・ファイルがアイコン検索パス上にない場合のみ使用してください。
必要なアイコンのサイズは、コントロールの位置により決まります。
メイン・パネル - 48x48 ピクセル (name.l.pm または name.l.bm)
サブパネル - 24x24 ピクセル (name.s.pm または name.s.bm)
アイコン・ファイルを次のいずれかに配置します。
個人用アイコン: HomeDirectory/.dt/icons
システム共通アイコン: /etc/dt/appconfig/icons/language