スクリプトを作成することによって、システムが一定時間アイドル状態にある場合に、システムを自動停止するための他の条件を加えることができます。/etc/power.conf ファイルに idlecheck エントリを追加すると、他のアイドル状態の条件がすべて満たされた後に、そのエントリで指定したスクリプトが実行されます。
たとえば、/etc/power.conf ファイルの終わりで以下の行を指定すると、/etc/power.conf ファイルで定義した他の条件からシステムがアイドル状態と定義されたときに、/home/grumpy ディレクトリ内のスクリプトが実行されます。
# The idlecheck program is passed autoshutdown idle time entry # in $PM_IDLETIME and returns the number of minutes the system # has been idle in exit code idlecheck /home/grumpy/idlecheck |
スクリプトは、アイドル時間を表す終了コードを返します。終了コードが、/etc/power.conf ファイルで指定した自動停止エントリ以上の場合は、システムが停止します。スクリプトが指定したアイドル時間未満の値を返した場合は、システムは停止しません。
このような idlecheck のスクリプトを作成した場合は、そのスクリプトが実行可能であり、かつ終了コードを返すことを確認してください。スクリプトが明示的な終了コードを返さなかった場合は、値ゼロが返されます。この値はシステムがビジーであることを示し、自動停止は実行されません。