以下の表は、SunVTS でシステムをテストする手順をまとめたものです。簡単な説明と、このマニュアルに含まれている詳細情報の記載箇所を示しています。
表 3-1 SunVTS の実行手順
手順 |
作業 |
説明 |
---|---|---|
1 |
スーパーユーザーになります。 |
スーパーユーザーでログインするか、su でスーパーユーザーになります。 |
2 |
デバイスのテストの準備をします。 |
テストに必要な装置またはループバックコネクタを取り付けます。機能テストモードでテープドライブ、CD-ROM ドライブ、フロッピーディスクドライブをテストする場合、記憶媒体は必須です。通信ポートのテストでは、ループバックコネクタが必要になります。「デバイスのテストの準備」を参照してください。 |
3 |
使用するウィンドウ環境を起動します。 |
SunVTS は、CDE または OPEN LOOK ウィンドウ環境で実行することができます。ウィンドウ環境が使用できない場合は、TTY モードで実行することができます。 |
4 |
SunVTS を起動します。 |
SunVTS アプリケーションを起動する方法はいくつかあります。オプションなしで sunvts コマンドを使用して、デフォルトのインタフェースで起動したり、オプションを指定して、特定のインタフェースで起動することができます。SunVTS のカーネルとインタフェースは別々に起動することができます。vtsprobe を使用して、カーネルにデバイスの調査をさせることもできます。詳細は、以下の節を参照してください。 |
5 |
SunVTS でテストの設定をします。 |
テストの設定をする方法は、使用している SunVTS インタフェースによって異なります。詳細は、以下の節を参照してください。 テストの設定機能については、第 5 章「SunVTS のテスト環境」を参照してください。 |
6 |
テストを実行します。 |
テストを実行するには、SunVTS インタフェースから Start ボタンを選択します。SunVTS の設定によって、テストは 1 秒程度で終わることもあれば、実行され続けることもあります。 |
7 |
テストの結果を確認します。 |
テストの結果は、SunVTS インタフェースに即時に表示され、3 つのログファイルに記録されます。テストの結果を電子メールで通知するように設定することもできます。 |
8 |
SunVTS を終了します。 |
詳細は、「SunVTS の終了」を参照してください。 |