XGL/SX ドライバでは、利用可能な cg14 の画像表示形式のうち、以下の画像をサポートしています。
8 ビット疑似カラー
8 ビットスタティックカラー
8 ビットスタティックグレー
8 ビットグレースケール
24 ビットトゥルーカラー
アプリケーションは、8 ビットダイレクトカラーと 8 ビットトゥルーカラー画像を認識し、XGL と一緒に使用しないようにプログラムする必要があります (XGL は、そのような画像表示で XGL ラスターを作成しません)。 また、ウィンドウシステムは defdepth 24 で起動される可能性があるため (詳細は、openwin (1) のマニュアルページを参照)、アプリケーションは、ルートウィンドウが深さ 8 で、デフォルトのカラーマップを利用できると見なすことはできません。
蓄積バッファリング (グローバルな平滑化) を使用する場合は、0 以外 のジッター値を使用する必要があります。XGL/SX ドライバは、X および Y のジッター値が 0 の場合は、3 次元で Bresenham 方式の線を描画し、それ以外の場合は、正確にサンプリングした線 (蓄積に適している) を描画します。
性能を向上させるために、XGL/SX ドライバの正常な操作で、0 除算や浮動小数点のオーバーフローの発生が黙認されます。デフォルトでは、これらの例外は無視されます。アプリケーションがこれらの例外を有効にする場合は、例外を無視するように設定したあと、XGL を呼び出します。
SX は、ピッキングとしてラスター化方式を使用します。詳細は、『Solaris XGL Reference Manual』を参照してください。
XGL/SX ドライバは、適切な XGL_DEV_COLOR_TYPE と XGL_DEV_REAL_COLOR_TYPE だけをサポートします。これらは両方とも、XGL_COLOR_INDEX または XGL_COLOR_RGB である必要があります。それ以外の場合は、より低速の XGL/Xlib ドライバを使用して、ウィンドウラスターが描画されます。