共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

ヘルプ・コールバックを追加するには

    XtAddCallback() 関数を次のように使用します。

XtAddCallback (
       Widget          widget,
       String          DtNhelpCallback,
       XtCallbackProc  HelpRequestCB,
       XtPointer       clientData );
widget

ヘルプ・キーをアクティブにする場所のウィジェット

HelpRequestCB()

ユーザがヘルプ・キーを押したときにヘルプ要求を処理するアプリケーションの関数

clientData

HelpRequestCB() 関数に渡すデータ。通常は表示するトピックを示します。

ユーザがヘルプ・キーを押すと、ウィジェットのヘルプ・コールバックが現在のキーボード・フォーカスと共に呼び出されます。ウィジェットにヘルプ・コールバックがない場合、ヘルプ・コールバックを持つ最も近い先祖のコールバックが呼び出されます。

ヘルプ・コールバックが見つからない場合は何も処理されません。この場合、ヘルプ・コールバックをアプリケーションの各シェルに追加するようにしてください。こうすると、ユーザのヘルプ要求が失われることがありません。

ヘルプ・コールバックをダイアログ・シェルに追加すると、自動的にダイアログの [ヘルプ] ボタンでヘルプ・コールバックを呼び出せるようになります。