共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (国際化対応編)

国際化対応の現状

以前は、独自の関数から X/Open の発表する標準関数の新しいセットまで、数多くの種類の国際化対応を業界が提供していました。また、単純な ASCII サポート、ラテン言語/ヨーロッパ言語サポート、アジア言語マルチバイト・サポート、アラビア語/ヘブライ語の両方向サポートなど、レベルもさまざまでした。

X/Open 仕様で定義されたインタフェースは、次のような広範囲の言語および地域をサポートすることができます。

スクリプト 

説明 

ラテン言語 

南北アメリカ、東欧/西欧 

ギリシャ語 

ギリシャ 

トルコ語 

トルコ 

東アジア 

日本語、韓国語、中国語 

インド語派 

タイ語 

両方向 

アラビア語とヘブライ語 

さらに、共通デスクトップ環境の目的は、これらのテクノロジのローカリゼーション (メッセージおよびマニュアルの翻訳、その他ローカル・ユーザのニーズに合った適合化) を一貫した方法で行うことです。これは、世界中でサポートされているユーザが、ベンダは違っても同じ共通ローカライズ環境を使用できるようにするためです。エンド・ユーザと管理者は、世界中のソフトウェアをサポートするための完全なアプリケーション環境を提供する、一貫性のあるローカライズ機能を期待できます。