Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド

関連文書

CDE へのアプリケーションの統合を開始する前に、他のマニュアルも参照してください。マニュアルのリストについては、次の 「開発環境用マニュアル」の節も参照してください。

実行環境用のマニュアルは、次のとおりです。


注 -

Solaris 共通デスクトップ環境 上級ユーザ及びシステム管理者ガイド』には、アプリケーションをデスクトップに統合する際に役立つ情報が含まれています。


カレンダ API とスケジュール API の詳細は、X.400 API Association から XAPIA 規格の最新版を入手してください。住所は下記のとおりです。

X.400 API Association, 800 El Camino Real, Mountain View, California, 94043

開発環境用マニュアル

この節では、開発者向けマニュアル (『Solaris 共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド』を除く) の概要を示します。このマニュアルの他に、開発環境用のマニュアルには次のマニュアルが含まれています。

共通デスクトップ環境 プログラマ概要

このマニュアルは、2 つのパートから構成されています。パート I には、実行時と開発環境の両方に関するハイレベルの情報など、共通デスクトップ環境のアーキテクチャの概要が含まれています。パート II には、アプリケーションを開発する前に知っておくべき情報と、開発環境のコンポーネントの説明があります。

このマニュアルは、共通デスクトップ環境の開発環境と開発者マニュアル・セットの概要を示すものです。アプリケーションの設計と開発を始める前に、まずこのマニュアルを読んでください。

共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

このマニュアルは、アプリケーション設計のスタイルのガイドラインと、共通デスクトップ環境のアプリケーション・レベルの認定の要件を説明します。これらの要件は、Motif バージョン 2.1 の要件に共通デスクトップ環境固有の要件を追加したものです。

チェックリストでは、モデル・キーボードの形式を使用して、キーについて説明しています。チェックリストは、英語ロケールで左から右へ書かれる言語を対象としたアプリケーションを設計することを前提としています。キーボード入力を示す箇所では、Motif のモデル・キーボードの文字でキーが示されています。マウス・ボタンは、マウスのボタンの数に依存しない動作を示すために、仮想ボタン名称を使用して説明されています。

このマニュアルは、アプリケーション設計者が一貫性のあるアプリケーションを開発し、アプリケーション内の動作に一貫性を持たせるために役立つ情報を提供します。

共通デスクトップ環境 アプリケーション・ビルダ・ユーザーズ・ガイド

共通デスクトップ環境のアプリケーション・ビルダ (AppBuilder とも呼ばれます) は、共通デスクトップ環境アプリケーションを開発するための対話型ツールです。このツールは、アプリケーションのグラフィカル・ユーザ・インタフェース (GUI) の構築と、デスクトップの多くの便利なデスクトップ・サービス (ヘルプ、ToolTalkTM、およびドラッグ & ドロップなど) の組み込みとを容易にする機能を提供します。このマニュアルでは、パレットから「オブジェクト」をドラッグ & ドロップしてインタフェースを作成する方法を説明します。また、インタフェース内のオブジェクト間の接続方法、アプリケーション・フレームワーク・エディタを使用してデスクトップ・サービスとの統合を簡単にする方法、C コードの生成方法、および AppBuilder 出力にアプリケーション・コードを追加して最終的なアプリケーションを生成する方法についても説明しています。

共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (ヘルプ・システム編)

このマニュアルは、アプリケーション・ソフトウェアのためのオンライン・ヘルプの開発方法について説明しています。ヘルプ・トピックの作成方法と、オンライン・ヘルプを Motif アプリケーションに統合する方法が述べられています。

このマニュアルの対象読者は、次のとおりです。

このマニュアルは、4 つのパートから構成されています。パート I では、アプリケーションのヘルプを設計するために設計者と開発者とが協力して行う役割について説明しています。パート II は、オンライン・ヘルプを構成および記述する設計者に必要な情報を説明しています。パート III は、ヘルプ・システムのアプリケーション・プログラマのツールキットを説明しています。パート IV は、国際化対応環境向けのオンライン・ヘルプの作成について、設計者とプログラマに必要な情報を説明しています。

共通デスクトップ環境 ToolTalk メッセージの概要

このマニュアルでは、メディア交換およびデスクトップ・サービスのメッセージ・セットの規則に準拠したアプリケーションを作成するための便利なルーチンとして提供される ToolTalk のコンポーネント、コマンド、およびエラー・メッセージについて説明しています。このマニュアルは、ToolTalk サービスを使用して他のアプリケーションと相互運用するアプリケーションを作成または保守する開発者のためのマニュアルです。

このマニュアルでは、一般的な ToolTalk の機能については説明していません。ToolTalk サービスの詳しい説明は、『Solaris ToolTalk リファレンスマニュアル』を参照してください。ToolTalk をより簡単に使用するには、『Solaris ToolTalk and Open Protocols: Inter-Application Communication』を参照してください。

共通デスクトップ環境 プログラマーズ・ガイド (国際化対応編)

このマニュアルは、アプリケーションを簡単にローカライズして、さまざまな言語と文化的規則を一貫したユーザ・インタフェースでサポートできるようにする、アプリケーションの国際化対応について説明しています。

特に、次の情報を提供しています。

このマニュアルは、既存の参考資料または概念的なドキュメントの説明をそのまま掲載するのではなく、特定の国際化トピックに関するガイドラインと規則を説明するものです。国際化トピックに焦点を置くものであり、オープン・ソフトウェア環境の中の特定のコンポーネントや階層について説明したものではありません。

共通デスクトップ環境 Dtksh ユーザーズ・ガイド

このマニュアルでは、デスクトップ Korn シェル (dtksh) スクリプトで Motif アプリケーションを作成する方法を説明しています。開発者が作業を始めるにあたって必要な基本的な情報に加え、徐々に複雑になるスクリプトの例を示しています。

このマニュアルは、特定の作業に適したシェル形式のスクリプト環境を探している開発者を対象としています。Korn シェル・プログラミング、Motif、Xt イントリンシクスの知識と、Xlib についてのある程度の知識があることを前提としています。

Solaris 共通デスクトップ環境 Motif への移行

このマニュアルは、アプリケーション開発のために Solaris の Motif を使用する方法と、OPEN LOOK または Motif アプリケーションを Solaris CDE へ移植する方法について説明します。

Common Desktop Environment: Product Glossary

このマニュアルは、共通デスクトップ環境で使用する用語の包括的なリストです。この用語集は、デスクトップのすべてのユーザにとって、ソースおよび参照の基本となります。この用語集の読者は、エンドユーザ、開発者、翻訳者まで多岐にわたるため、読者や、用語の由来、グラフィカル・ユーザ・インタフェース (GUI) でその用語を使用する CDE コンポーネントについての情報も、用語定義の書式に含まれています。