共通デスクトップ環境 ToolTalk メッセージの概要

tt_netfile_file

char *  tt_netfile_file( const char *  netfilename );

tt_netfile_file 関数は、ローカル・パス名と正規のパス名とを対応づけます。netfilename で指定したファイルを、ローカル・ホスト上で有効なパス名に変換します。netfilename は、tt_netfile_file 関数によって返される NULL で終了する文字列のコピーです。


注 -

この関数を使用する前に tt_open 関数を呼び出す必要はありません。


指定されたファイルが現在ローカル・ホストにマウントされていない場合、次のような形式のパス名が作成されます。

/DTMOUNTPOINT/host/filepath

DTMOUNTPOINT は、オートマウントのホスト・マップのために作成されたマウント・ポイントです。環境変数 DTMOUNTPOINT でこのマウント・ポイントを指定することもできます。

host は、ファイルを格納しているホストです。

filepath は、ホストに格納されているファイルに対するパスです。

この関数は、エラー・ポインタを返すか、正常終了した場合は新たに割り当てられた NULL で終了するローカル・ファイル名を返します。

エラー・ポインタからステータスを取り出すには、tt_ptr_error を使用します。返される可能性のあるエラーを表 C-4 に示します。

表 C-4 tt_netfile_file が返す可能性のあるエラー

エラー 

説明 

TT_ERR_PATH

netfilename は有効なネットファイル名ではありません。

TT_ERR_DBAVAIL

ホスト上の rpc.ttdbserverd に到達できませんでした。

TT_ERR_DBEXIST

rpc.ttdbserverd はホストに適切にインストールされていない可能性があります。

割り当てられた文字列を解除するには、tt_free または tt_release 呼び出しを使用します。

ファイル名を同じファイルのネット・ファイル名に戻すには、tt_file_netfile() 関数を使用します。