名前 | 形式 | 使用条件 | 機能説明 | ファイル | 関連項目 | 注意事項
SUNWudct
sdtudc_register は sdtudctool で作成するユーザー定義文字を辞書に登録するために、sdtudctool から起動される辞書登録用の中間ユーティリティです。sdtudc_register 単独では利用できません。必ず sdtudctool から起動してください。
sdtudc_register の画面構成は、登録したい辞書の種類を指定するボタン、文字の 表示コードを変更するためのメニューからなり、sdtudctool を使用して登録されたユーザー定義文字の一覧が、コードポイントとグリフとして表示されます。同時に複数の辞書を指定できます。
sdtudc_register には、日本語入力システム Wnn6、ATOK8、および cs00 の辞書ファイルへ単語登録するために、次の機能が含まれています。
sdtudc_register の辞書ファイル登録用画面で入力した「ユーザー定義文字」、「読み」、「コメント」を Wnn6 辞書ファイル形式のテキストデータで保存します。品詞は「単漢字」に なります。wnndictutil を起動して、辞書ファイルに登録できます。
sdtudc_register の辞書ファイル登録用画面で入力した「ユーザー定義文字」、「読み」を atok8wordlist 形式のテキストデータで保存します (atok8wordlist(4) 参照)。品詞は「単漢字」になります。ATOK8 辞書メンテナンスツールを使用して、辞書ファイルに登録できます。
sdtudc_register の辞書ファイル登録用画面で入力した「ユーザー定義文字」、「読み」を cs00 単語リストファイル形式のテキストデータで保存します。品詞は「普通名詞」になります。sdtudicm または、udicm コマンドを利用して辞書ファイルに登録できます。
辞書ファイルへの単語登録についての詳細は、「Wnn6 ユーザーズガイド 」、「 ATOK8 ユーザーズガイド」、「cs00 ユーザーズガイド」、および 各コマンドのマニュアルページを参照してください。
Solaris 2.6 から、ユーザー定義文字を既存のフォントファイルとは別のフォントファイルに分けて管理するようになりました。このため、以前 fontedit を使用して登録したユーザー定義文字を Solaris 2.7 上で利用する場合は、Solaris 2.7 で定義されるユーザー定義文字領域に、別のフォントファイルとして 取り出す必要があります。
詳しくは sdtudctool(1) 、 sdtudc_extract(1) 、 sdtudc_convert(1) 、および sdtudc_extract_ps(1) のマニュアルページを参照してください。