メールシステムの管理

メールサーバーを設定する方法

メールサーバーはローカルユーザーにメールサービスを提供するだけなので、設定には特別な手順は必要ありません。ユーザーはパスワードファイルか名前空間にエントリが必要です。そのエントリは、メールの配信用にローカルのホームディレクトリが ‾/.forward をチェックできるために必要です。このためにホームディレクトリサーバーがしばしばメールサーバーとして設定されます。

メールサーバーは、クライアントからのすべてのメールのルーティングを行います。メールサーバーに必要な唯一のリソースは、クライアントメールボックスのための十分なスプール空間です。リモートのマウントでは、/var/mail ディレクトリを使用できるようにする必要があります。

この作業のために、/etc/dfs/dfstab ファイルをチェックして /var ディレクトリがエクスポートされていることを確認します。

  1. share と入力して Return キーを押します。

    /var ディレクトリが共用になっていれば、これで終了です。/var ディレクトリがエクスポートされていなければ、次の手順に進みます。

  2. share -F nfs /var/mail と入力して Return キーを押します。

  3. ファイルシステムを永久的に共用するには、/etc/dfs/dfstab を編集して、手順 2 で使用したコマンド行を追加します。


注 -

mail.local プログラムは、メッセージが初めて配信されたときに /var/mail ディレクトリでメールボックスを自動的に作成します。メールクライアントのために個々のメールボックスを作成する必要はありません。