メールシステムの管理

メールクライアントを設定する方法

メールクライアントは、メールボックスがメールサーバーにあり、/etc/mail/aliases ファイルのメール別名がメールボックスの位置を指しているメールサービスのユーザーです。

  1. メールクライアントのシステムでスーパーユーザー になります。

  2. メールクライアントのシステムで /var/mail マウントポイントがあることを確認します。

  3. メールサーバーから /var/mail ディレクトリをマウントします。

    メールディレクトリが自動的にマウントされるか、ブート時にマウントされます。

    1. /var/mail を自動的にマウントするには、/etc/auto_direct を編集して下記のようなエントリを追加します。


      /var/mail -rw,hard,actimeo=0 server:/var/mail 
    2. ブート時に /var/mail をマウントするには、etc/vfstab ファイルを編集して、メールサーバーに /var/mail ディレクトリのエントリを追加し、それをローカルの /var/mail ディレクトリにマウントします。


      server:/var/mail - /var/mail nfs - no rw,hard,actimeo=0

      システムをリブートするたびに、クライアントのメールボックスが自動的にマウントされます。クライアントのメールボックスをマウントするには、システムをリブートする前に、mountall と入力します。


      注意 - 注意 -

      NFS サーバーからメールをマウントするときは、メールボックスのロックとアクセスが適切に行われるように、actimeo=0 オプションを含める必要があります。


  4. システム管理ツール (admintool) を使用して /etc/hosts ファイルを編集し、メールサーバーのエントリを追加します。

    ネームサービスを使用している場合には、この手順は不要です。

  5. 別名ファイルの 1 つにクライアントのエントリを追加します。

    異なるタイプのメール構成に対してメール別名を作成する方法については、「メール別名の作成」を参照してください。


    注 -

    mail.local プログラムは、メッセージが初めて配信されるときに /var/mail ディレクトリでメールボックスを自動的に作成します。メールクライアントのために個々のメールボックスを作成する必要はありません。