NFS の管理

NFS ファイル

いくつかの ASCII ファイルでは、いずれのコンピュータ上でも NFS アクティビティをサポートする必要があります。表 3-1 に、こういったファイルとその機能をまとめます。

表 3-1 NFS の ASCII ファイル

ファイル名 

機能 

/etc/mnttab

自動的にマウントしたディレクトリを含む、現在マウントしているファイルシステムを一覧表示する (mnttab(4) のマニュアルページ参照)。編集しないこと。

/etc/netconfig

トランスポートプロトコルのリスト。編集しないこと。 

/etc/nfssec.conf

NFS のセキュリティサービスのリスト。編集しないこと。 

/etc/rmtab

NFS クライアントがリモートにマウントしたファイルシステムを一覧表示する (rmtab(4) のマニュアルページ参照)。 編集しないこと。

/etc/vfstab

ローカルにマウントするファイルシステムを定義する (vfstab(4) のマニュアルページ参照)。

/etc/default/fs

ローカルファイルシステムにおけるデフォルトファイルシステムのタイプを一覧表示する。 

/etc/dfs/dfstab

共有するローカルリソースを一覧表示する。 

/etc/dfs/fstypes

リモートファイルシステムにおけるデフォルトファイルシステムのタイプを一覧表示する。 

/etc/dfs/sharetab

共有している、ローカルとリモートのリソースを一覧表示する (sharetab(4) のマニュアルページ参照)。編集しないこと。

/etc/dfs/fstypes の最初の項目は、リモートファイルシステムにおけるデフォルトファイルシステムのタイプとして使用されることがしばしばあります。この項目は、NFS ファイルシステムのタイプをデフォルトとして定義します。

/etx/default/fs には、項目が 1 つしかありません。ローカルディスクにおけるデフォルトファイルシステムのタイプです。クライアントやサーバでサポートするファイルシステムのタイプは、/kernel/fs のファイルをチェックして決定することができます。