NFS の管理

NFS サーバ上の大型ファイルを無効にする方法

  1. ファイルシステムに大型ファイルが存在しないことを確認します。

    大型ファイルを検索するコマンドの例を示します。


    # cd /export/home1
    # find . -xdev -size +2000000 -exec ls -l {} ¥;
    
    このファイルシステムに大型ファイルが存在する場合は、削除するか別のファイルシステムに移動しなければなりません。

  2. ファイルシステムをアンマウントします。


    # umount /export/home1
    
  3. ファイルシステムが -largefiles を使ったマウントされていた場合は、ファイルシステムの状態をリセットします。

    fsck を使うと、大型ファイルが存在しないファイルシステムの状態をリセットできます。


    # fsck /export/home1
    
  4. -nolargefiles を使ってファイルシステムをマウントします。


    # mount -F ufs -o nolargefiles /export/home1
    

    これはコマンド行からも実行できますが、このオプションを何度も使う場合には次のようなエントリを /etc/vfstab ファイルに追加しておきます。


    /dev/dsk/c0t3d0s1 /dev/rdsk/c0t3d0s1 /export/home1  ufs     2       yes     nolargefiles

    注 -

    今までの Solaris 環境では、大型ファイルは扱えません。クライアントが大型ファイルにアクセスする必要があるときは、NFS サーバのクライアントで実行されている Solaris のバージョンが 2.6 以上であることを確認してください。