バージョン 2.6 以降では、NFS マウントが可能なファイルシステムはすべてデフォルトで自動的に WebNFS アクセスでも利用できます。この手順を実行する必要があるのは、NFS マウントが許可されていないサーバで、公開ファイルハンドルをリセットすることで NFS URL を短くできるか -index オプションが必要な場合だけです。
/etc/dfs/dfstab ファイルを編集します。
自動的に共有したいファイルシステムに対応するエントリを 1 つ追加します。-index タグは省略可能です。
share -F nfs -o ro,public,index=index.html /export/ftp |
NFS サービスがサーバで実行されていることを確認します。
share コマンド、または share コマンドのセットを初めて実行する場合は、NFS デーモンが動作していないと考えられます。以下のコマンドでデーモンを削除し、再起動してください。
# /etc/init.d/nfs.server stop # /etc/init.d/nfs.server start |
ファイルシステムを共有します。
/etc/dfs/dfstab ファイルの中にエントリが存在していれば、システムをリブートするか shareall コマンドを実行することによってファイルシステムを共有できます。手順 2 で NFS デーモンを再起動した場合には、そのスクリプトによって shareall コマンドが実行されるため、改めて実行する必要はありません。
# shareall |
情報が正しいことを確認します。
share コマンドを実行して、表示されるオプションが正しいか確認します。
# share - /export/share/man ro "" - /usr/src rw=eng "" - /export/ftp ro,public,index=index.html "" |