NFS の管理

ブート時のマウント

autofs マップを使用するのではなく、ブート時にファイルシステムをマウントするには、次の手順に従います。この手順は、すべてのローカルファイルシステムで実行しなければなりません。すべてのクライアントで実行しなければならないので、リモートファイルシステムでの実行は推奨できません。

    /etc/vfstab ファイルを編集します。

/etc/vfstab ファイルのエントリ構文は、次のとおりです。

special fsckdev mountp fstype fsckpass mount-at-boot mntopts

vfstab ファイルの項目の例

wasp サーバの /var/mail ディレクトリをクライアントに /var/mail としてマウントするとします。そのためには、クライアント側で、ファイルシステムを /var/mail としてマウントし、読み出しと書き込みの両方ができるようにします。この場合は、以下の項目をクライアントの vfstab ファイルに追加します。


wasp:/var/mail - /var/mail nfs - yes rw

注意 - 注意 -

NFS サーバに NFS vfstab ファイルのエントリを作成するとデッドロックが発生する可能性があるため、作成してはなりません。NFS サービスは、/etc/vfstab のエントリがチェックされてから起動されます。そのため、互いのファイルシステムをマウントしている 2 台のサーバが同時にダウンすると、リブート中にシステムがハングする可能性があります。