admin コマンドを使用して、多数のパラメータ、特にフラグを設定できます。フラグは、-f オプションを使用して追加できます。
たとえば、以下のコマンドは、d フラグの値を 1 に設定します。
$ sccs admin -f d1 program.c
このフラグは、以下のコマンドを使用して削除できます。
$ sccs admin -d d program.c
最も便利なフラグを以下に示します。
sccs edit で -b オプションを使用して、分岐を作成することができます (「分岐」を参照してください)。
sccs get または sccs edit で使用されるデフォルトの SID です。これがリリース番号の場合は、特定のリリースだけにバージョンが制限されます。
ID キーワードがファイルに含まれていない場合に、エラーを表示します。これは、ID キーワードがないバージョン、または誤って ID キーワードが展開されているバージョンをチェックインすることを防ぐのに便利です。
%Y% という ID キーワードがこのフラグの値に置き換えられます。
file で指定したファイルに含まれるテキストを、s. ファイルにコメントとして保存します。マニュアルや設計と実装について説明するドキュメントなどを指定します。-t オプションを使用すると、s. ファイルを他のユーザーに渡す場合に、ドキュメントも確実に渡すことができます。file を省略すると、コメントは省略されます。コメントを表示するには、prt -t を使用します。
sccs admin コマンドは、ファイルに対して何度でも安全に使用できます。admin を使用する際に、現在のバージョンを取り出す必要はありません。