prex へのコマンドは、prex コマンド行から、または prex コマンドが含まれているファイルから入力します。
prex を起動すると、prex は .prexrc という名前のファイルをまず $HOME/ ディレクトリ内で探し、その次に、prex を起動したディレクトリ内で探します。コマンドは、検索されたすべてのファイルから読み取られます。したがって、ホームディレクトリの .prexrc ファイルで設定されたデフォルト値が、現在のディレクトリの .prexrc ファイルによって上書きされる可能性もあります。
検索された .prexrc ファイルを読み取った後は、prex コマンド行から入力されたコマンドが実行されます。.prexrc ファイルを使用して作業のすべてを設定する場合は、.prexrc ファイル中の最後の文を quit resume にします。quit resume は、prex を終了してプログラムを再実行します。
また、prex の実行中には、source filename コマンドを使用して、prex が読み取るコマンドが記述されているファイル filename を指定できます。このファイルは、どのような名前でも構いません。
スクリプト内のコマンドは、prex コマンド行から入力するコマンドと同様に、すべて ASCII 形式にしてください。スクリプトには以下の規則が適用されます。
各コマンドの最後には、改行文字を入力します。
次の行までコマンドが続く場合は、1 行目の終わりにバックスラッシュ (¥) を入力します。
トークンは、空白 (1 つ以上の空白文字またはタブ) で区切ります。
コメントの先頭には、ハッシュ記号 (#) を入力します。
コマンド行から入力する prex コマンドとスクリプトのコマンドとでコマンド言語は同じですが、スクリプトでは出力が stdout に送られるため、出力を返すコマンド (たとえば、list probes...) をスクリプトで使用してもあまり意味がありません。