プログラミングユーティリティ

プローブの照合構文

プローブの属性と値に基づいてプローブを選択します。 selector_list に選択条件を指定します。それぞれの属性または値は、以下のいずれかで表現できます。

selector_list は、1 つ以上の selector= という形式の選択条件で構成されています。最初の selector= が指定されていない場合は、keys= がデフォルトになります。たとえば、enable コマンドは以下の書式で指定します。

enable selector_list

たとえば、以下のように指定します。

enable name=/first/ file='sampleZ.c'

このコマンドは、値 first が含まれている name 属性 (正規表現による一致) をもつプローブポイント、または値が sampleZ.c である file 属性を持つプローブポイントをすべて有効にします。なお、トレースは、論理積ではなく論理和であることに注意してください。

選択条件 selector_list の簡略名として、$set_name のように変数を設定することができます。以下の例では、myprobes がその set_name に当たります。

create $myprobes name=/first/ file='sampleZ.c'
enable $myprobes

これは、前述の例と同じ処理を行います。set_name は、識別子の命名規則に従っています。デフォルト設定の $all は、プログラムのプローブをすべて選択します。