Solaris 移行ガイド

コマンドリファレンス (A, B)

表 A-5

SunOS 4.x コマンド 

SunOS 5.6  

利用可能な代替コマンドと注 

BSD 

ac(8)

システムアカウンティングリソースパッケージ (SAR) には ac で利用可能なアカウンティング機能のほとんどが提供される。

acctcms(8)

 

acctcom(8)

 

acctcon1(8)

 

acctcon2(8)

 

acctdisk(8)

 

acctdusg(8)

 

acctmerg(8)

 

accton(8)

 

acctprc1(8)

 

acctprc2(8)

 

acctwtmp(8)

 

adb(1)

 

adbgen(8)

 

add_client(8)

admintool(1M)

add_services(8)

swmtool(1M) コマンドが同様の機能を提供。

addbib(1)

 

adjacentscreens(1)

OpenWindows 環境には、複数のディスプレイを提供する方法が 2 つある。 1 つは、 ある 1 つのマシンで 2 つのサーバを起動して、それぞれのサーバが特定のディスプレイを制御する方法。もう 1 つは、 openwin -dev オプションを使って 2 つのディスプレイがある 1 つのサーバを起動する方法。

admin(1)

次の SunOS 4.x オプションは SunOS 5.6 システムソフトウェアでは利用できない。 

-l release[,release . . . ] : 指定するリリースを delta に対してロックする。

adv(8)

RFS は 存在しない。この機能は -f フラグによって引き続き利用可能。

aedplot(1G)

 

align_equals(1)

OpenWindows テキストメニュー indent コマンドが同様の機能を提供。

analyze(8)

コアファイルで adb(1) を使用してクラッシュを解析する。

apropos(1)

SunOS 4.x コマンドでは whatis データベースを使用したが、SunOS 5.6 ではこのデータベースを windex といい、そのフォーマットはわずかに異なる。

ar(1V)

 

ar(1V) -SysV

 

arch(1)

オプションなしで、このコマンドは現在は「sun 4」を返す。この使用は勧められない。代わりに、uname(1) を使用のこと。オペレーティングシステム名とリリースレベルを判別するには、uname -sr を使用。

arp(8C)

 

as(1)

SunOS 4.x オプション、-d2-h-j-J-k-L-O[n] は、SunOS 5.6 コマンドでは利用できない。

 

at(1)

SunOS 5.6 システムの atatq、および atrm コマンドは、SunOS 4.x システムの場合とは動作が少し異なる。非特権ユーザに対するセキュリティが SunOS 5.6 システムではより強化されている。非特権ユーザは他のユーザのジョブを表示できない。

atoplot(1G)

 

atq(1)

SunOS 5.6 システムの atatq、および atrm コマンドは、SunOS 4.x システムの場合とは動作が少し異なる。SunOS 4.x コマンドでは、ユーザ名が指定されなければ、待ち行列全体が表示される。SunOS 5.6 システムソフトウェアでは、呼び出し側が特権ユーザである場合に限り待ち行列全体が表示され、そうでない場合には呼び出し側に属するジョブだけが表示される。非特権ユーザは他のユーザのジョブを表示できない。非特権ユーザに対するセキュリティは SunOS 5.6 システムではより強化されている。

atrm(1)

SunOS 5.6 システムの atatq、および atrm コマンドは、SunOS 4.x システムの場合とは動作が少し異なる。SunOS 4.x の「-」フラグは SunOS 5.6 コマンドでは -a とリネームされている。非特権ユーザに対するセキュリティは SunOS 5.6 システムではより強化されている。

audit(8)

-d または -u オプションは使用できない。このコマンドは、Basic Security Module (BSM) が有効になっている場合だけ使用できる。

audit_warn

 

auditd(8)

 

automount(8)

次の SunOS 4.x オプションは、SunOS 5.6 コマンドでは利用できない。 

-m: ディレクトリマップペアの初期化を抑止する。

auto.masterauto.home ファイルは、auto_masterauto_home にリネームされている。デフォルトのホームディレクトリパスは /export/home/username となる。

awk(1)

 

banner(1V) -SysV

 

bar(1)

tar, cpio

tar(1) コマンドは、ほとんどの場合 bar の代わりに使用できる。 cpio -iH bar を使用して既存の SunOS 4.x bar バックアップを復元できる。今後、bar 形式ファイルは作成できない。

basename(1)

SunOS 5.6 および SunOS/BSD 互換バージョンは、ともに SunOS 4.x と互換性があるが、引数を構文解析する方法が異なる。つまり、SunOS 5.6 は、3 つ以上の引数を受け付けない。また、SunOS/BSD 互換バージョンは 2 番目よりあとの引数をすべて無視する。 

batch(1)

デフォルトでは、SunOS 5.6 の batch ジョブ queuename は指定されないで、SunOS 4.x コマンドではジョブは常に待ち行列 b に入れられていた。

bc(1)

 

bgplot(1G)

 

biff(1)

chmod

biff n: % chmod u+x 'tty' biff y: % chmod u-x 'tty'

bin-mail(1)

SunOS 5.6 の mail(1) コマンドと同じ。

biod(8)

 

boot(8S)

詳細については、boot(1M) のマニュアルページを参照のこと。

bootparamd(8)