Solaris 移行ガイド

ライブラリルーチンのリファレンス (O, P, Q, R)

表 C-8

SunOS 4.x 

SunOS 5.6 

注 

ABI 

SVID 

SVR4 

BSD 

on_exit()(3)

atexit()(3C) に置換。atexit() を使用して登録された関数は、引数なしで呼び出されることに注意。

opendir()(3V)

SunOS 5.6、ABI、SVID、または SVR4 の DIR 構造体には、SunOS 4.x の dd_bsize および dd_off フィールドが含まれない。また、SunOS 5.6、ABI、SVID または SVR4 の dd_loc および dd_size フィールドは、SunOS 4.x の場合の long 型と違い int 型。

SunOS 5.6、ABI、SVID または SVR4 では、<sys/types.h> に含まれるが、SunOS 4.x では含まれない。SunOS 5.6、ABI、SVID または SVR4 では、ディレクトリ名の引数が空の文字列を指す場合 errno に ENOENT を設定。

opendir()(3V) -SysV

 

openlog()(3)

 

openpl()(3X)

 

optarg()(3)

 

optind()(3)

 

overlay()(3V)

SunOS 4.x の overlay() は関数。SunOS 5.6、SVID または SVR4 の overlay(srcwin,dstwin)()_overlap((srcwin), (dstwin), TRUE)() を呼び出すマクロ。

SunOS 4.x では戻り値は不定。SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、正常終了なら OK、そうでない場合は ERR を返す。

overlay()(3V) -SysV

 

overwrite()(3V)

SunOS 4.x の overwrite() は関数。SunOS 5.6、SVID または SVR4 の overwrite(srcwin, dstwin)()_overlap((srcwin), (dstwin), FALSE)() を呼び出すマクロ。

SunOS 4.x では戻り値は不定。SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、正常終了なら OK、そうでない場合は ERR を返す。

overwrite()(3V) -SysV

 

passwd2des()(3R)

 

pause()(3V)

 

pclose()(3S)

 

pechochar()(3V) -SysV

 

perror()(3)

 

plock()(3)

 

plot()(3X)

 

pmap_getmaps()(3N)

利用可能。ただし、なるべく rpcb_getmaps()(3N) を使用する。

pmap_getport()(3N)

利用可能。ただし、なるべく rpcb_getaddr()(3N) を使用する。

pmap_rmtcall()(3N)

利用可能。ただし、なるべく rpcb_rmtcall()(3N) を使用する。

pmap_set()(3N)

利用可能。ただし、なるべく rpcb_set()(3N) を使用する。

pmap_unset()(3N)

利用可能。ただし、なるべく rpcb_unset()(3N) を使用する。

pnoutrefresh()(3V) -SysV

 

pnp()(3R)

 

pod_getexit()(3L)

 

pod_getmaxpri()(3L)

 

pod_getmaxsize()(3L)

 

pod_setexit()(3L)

 

pod_setmaxpri()(3L)

 

point()(3X)

 

popen()(3S)

 

pow()(3M)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、x == 0 で y が正でないとき、または x < 0 で y が整数でないときに 0 を返す。オーバフローまたはアンダフローの場合は、それぞれ +HUGE または -HUGE または 0 (ゼロ) を返す。いずれの場合にも errno は設定される。pow(x,0.0)() と指定すると、SunOS 4.x では 1 (SunOS 5.6、SVID または SVR4 では記述なし)、x < 0 で y が整数でないときは NaNx == 0 で y < 0 のときは +[infin ] (無限大) または -[infin ] を返す。オーバフローおよびアンダフローの場合は IEEE のインプリメンテーションに依存する値を返す。SunOS 4.xでは HUGE が +oo と定義されるため、 pow(10.0,HUGE)()pow(10.0,-HUGE)() はアンダーフローやオーバフローにはならず errno も設定されない。SunOS 5.6、SVID または SVR4 ソフトウェアでは errno に ERANGE が設定される。

 

prefresh()(3V) -SysV

 

printf()(3V)

fprintf(3) を参照。

printw()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、異常終了すると整数 ERR、正常終了すると ERR 以外の整数値を返す。SunOS 4.x では void を返す。SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、ヘッダファイル <curses.h> がヘッダファイル <stdio.h> および <unctrl.h> を自動的にインクルードし、CURS_PERFORMANCE が定義されていれば、性能を上げるために最も一般的に使用されるルーチンをマクロとして定義する。

printw()(3V) -SysV

 

prof()(3)

profil()(2) ルーチンが同様の機能を提供。

psignal()(3)

sig 引数は、SunOS 4.x では unsigned int 型、SVR4 および SunOS 5.6 では int 型として定義される。

putc()(3S)

 

putchar()(3S)

 

putenv()(3)

 

putp()(3V) -SysV

 

putpwent()(3)

 

puts()(3S)

 

putw()(3S)

 

pwdauth()(3)

 

qsort()(3)

 

quiet_nan()(3M)

 

rand()(3V)

 

random()(3)

A

現在は random()(3C)。SunOS 5.6、SVID または SVR4 ソフトウェア用の drand48()(3C)、または rand()(3C) ルーチンが同様の機能を提供。

raw()(3V) -SysV

 

rcmd()(3N)

 

readdir()(3V)

SunOS 4.x、および ABI と SVID での dirent 構造体にのみ、共通に d_name フィールドがある。SunOS 4.x の readdir() は、<sys/dir.h> で定義された古いデータ構造体 dirent をサポートする。この構造体は SunOS 5.6、ABI、SVID、または SVR4 ソフトウェアではサポートされない。 <sys/dir.h> で定義された古いデータ構造体 direct を使用しているアプリケーションは、<dirent.h で定義されている dirent 構造体に移行する必要がある。SunOS 5.6、ABI、SVID、または SVR4 の readdir() は、アクセスの最後にディレクトリを更新する。SunOS 4.x、SVR4、および SunOS 5.6 の dirent 構造体にのみ、共通に d_name および d_reclen フィールドがある。また、SunOS 5.6の dd_loc および dd_size フィールドは、SunOS 4.x の場合の long 型と違い int 型。

readdir()(3V) -SysV

SunOS 4.x、SVR4、および SunOS 5.6 の dirent 構造体にのみ、共通に d_name および d_reclen フィールドがある。また、SunOS 5.6 の dd_loc および dd_size フィールドは、SunOS 4.x ソフトウェアの場合の long 型と違い int 型。SunOS 5.6、ABI、SVID、または SVR4 の readdir() は、アクセスの最後にディレクトリを更新する。 SunOS 4.x、および ABI と SVID の dirent 構造体にのみ、共通に d_name フィールドがある。

realloc()(3)

SunOS 4.x では、malloc()calloc()、 および realloc() を最後に呼び出した後で解放されたブロックへのポインタを受け付ける。SunOS 5.6、ABI、SVID、または SVR4 では同様のポインタを受け付けない。

realpath()(3N)

 

re_comp()(3)

現在は re_comp()(3C)。ABI および SVID では、汎用の正規表現マッチングルーチン regexp()(3) が同様の機能を提供。SunOS 5.6 では recomp()(3G) に置換。

re_exec()(3)

現在は re_exec()(3C)。ABI および SVID では、汎用の正規表現マッチングルーチン regexp()(3) が同様の機能を提供。SunOS 5.6では regex()(3G) に置換。

refresh()(3V) -SysV

 

registerrpc()(3N)

利用可能。ただし、なるべく rpc_reg()(3C) を使用する。

remainder()(3M)

 

remexportent()(3)

/etc/dfs/sharetab ファイルが /etc/exports を置換。詳細については share(1M)unshare(1M)sharetab(4) を参照。

remque()(3)

 

resetterm()(3V)

reset_shell_mode()(3) に置換。

res_init()(3)

 

res_mkquery()(3)

 

res_send()(3)

 

reset_prog_mode()(3V) -SysV

 

reset_shell_mode()(3V) -SysV

 

resetty()(3V) -SysV

 

restartterm()(3V) -SysV

 

rewind()(3S)

 

rewinddir()(3V)

 

rex()(3R)

 

rexec()(3N)

 

rindex()(3)

現在は rindex()(3)

rint()(3M)

ripoffline()(3V) -SysV

 

rnusers()(3R)

 

rpc_createerr()(3N)

 

rpow()(3X)

 

rquota()(3R)

 

rresvport()(3N)

 

rstat()(3R)

 

rtime()(3N)

 

ruserok()(3N)

 

rusers()(3R)

 

rwall()(3R)