Solaris 移行ガイド

ライブラリルーチンのリファレンス (W)

表 C-12

SunOS 4.x 

SunOS 5.6 

注 

ABI 

SVID 

SVR4 

BSD 

waddch()(3V)

CHTYPE が <curses.h> で別に定義されていなければ、SunOS 5.6 における文字は chtype (long)。SunOS 5.6、SVID、または SVR4 では、異常終了すると ERR を、正常終了すると ERR 以外の整数値を返す。SunO 5.6、SVID、または SVR4 のヘッダファイル <curses.h> は、ヘッダファイル <stdio.h> および <unctrl.h> を自動的にインクルードし、CURS_PERFORMANCE が定義されていれば、性能を上げるために最も一般的に使用されるルーチンをマクロとして定義する。

waddch()(3V) -SysV

 

waddstr()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、異常終了すると ERR (-1) を返す。 SunOS 5.6、SVID、または SVR4 のヘッダファイル <curses.h> は、ヘッダファイル <stdio.h> および <unctrl.h> を自動的にインクルードし、CURS_PERFORMANCE が定義されていれば、性能を上げるために最も一般的に使用されるルーチンをマクロとして定義する。

waddstr()(3V) -SysV

 

wattroff()(3V) -SysV

 

wattron()(3V) -SysV

 

wattrset()(3V) -SysV

 

wclear()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、正常終了すると常に (OK = 0) を返すが、SunOS 4.x は voidを返す。 SunOS 5.6、SVID、または SVR4 のヘッダファイル <curses.h> は、ヘッダファイル <stdio.h> および <unctrl.h> を自動的にインクルードし、 CURS_PERFORMANCE が定義されていれば、性能を上げるために最も一般的に使用されるルーチンをマクロとして定義する。

wclear()(3V) -SysV

 

wclrtobot()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、正常終了すると常に (OK = 0) を返すが、SunOS 4.x では voidを返す。 SunOS 5.6、SVID、または SVR4 のヘッダファイル <curses.h> は、ヘッダファイル <stdio.h> および <unctrl.h> を自動的にインクルードし、 CURS_PERFORMANCE が定義されていれば、性能を上げるために最も一般的に使用されるルーチンをマクロとして定義する。

wclrtobot()(3V) -SysV

 

wclrtoeol()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、正常終了すると常に (OK = 0) を返すが、SunOS 4.x では void 返す。 SunOS 5.6 、SVID、または SVR4 のヘッダファイル <curses.h> は、ヘッダファイル <stdio.h> および <unctrl.h> を自動的にインクルードし、 CURS_PERFORMANCE が定義されていれば、性能を上げるために最も一般的に使用されるルーチンをマクロとして定義する。

wclrtoeol()(3V) -SysV

 

wcstombs()(3)

wchar_t のサイズは SunOS 4.x は短く、SunOS 5.6 は長い。

wctomb()(3)

wchar_t のサイズは SunOS 4.x は短く、SunOS 5.6 は長い。

wdelch()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 ではマクロの場合があるが、SunOS 4.x では常にマクロ。 SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、異常終了すると ERR を返し、正常終了すると ERR 以外の整数値を返す。

wdelch()(3V) -SysV

 

wdeleteln()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 ではマクロの場合があるが、SunOS 4.x では常にマクロ。SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、異常終了すると ERR を返し、正常終了すると ERR 以外の整数値を返す。

wdeleteln()(3V) -SysV

 

wechochar()(3V) -SysV

 

werase()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 においては、immedok が設定されていれば OK(0) または負でない整数値を返す。SunOS 5.6 、SVID または SVR4 のヘッダファイル <curses.h> は、ヘッダファイル <stdio.h> および <unctrl.h> を自動的にインクルードし、CURS_PERFORMANCE が定義されていれば、性能を上げるために最も一般的に使用されるルーチンをマクロとして定義する。

werase()(3V) -SysV

 

wgetch()(3V)

SunOS 5.6、 SVID、SVID または SVR4 では、異常終了すると ERR を返し、正常終了すると ERR以外の整数値を返す。SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、追加でファンクションキーもサポート。

wgetch()(3V) -SysV

SunOS 5.6、SVID または SVR4 において、ウィンドウがパッドでなく wrefresh() を最後に呼び出した後で移動または修正された場合、別の文字が読み込まれる前に wrefresh() が呼び出される。SunOS 4.xでは、このような状況で wrefresh() は呼び出されない。

wgetstr()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、異常終了すると ERR を返し、正常終了すると ERR 以外の整数値を返す。

wgetstr()(3V) -SysV

getstr(3V) -Sys V()を参照。

winch()(3V) -SysV

 

winsch()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、異常終了すると ERR を返し、正常終了すると ERR以外の整数値を返す。

winsch()(3V) -SysV

 

winsertln()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、異常終了するとERR を返し、正常終了すると ERR以外の整数値を返すSunOS 5.6、SVID または SVR4 ではマクロである場合がある。

winsertln()(3V) -SysV

 

wmove()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、異常終了すると ERR を返し、正常終了すると ERR 以外の整数値を返す。

wmove()(3V) -SysV

 

wnoutrefresh()(3V) -SysV

 

wprintw()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、異常終了すると ERR を返し、正常終了すると ERR 以外の整数値を返す。SunOS 4.x では voidを返す。SunOS 5.6、SVID または SVR4 のヘッダファイル <curses.h> は、ヘッダファイル <stdio.h> および <unctrl.h> を自動的にインクルードし、CURS_PERFORMANCEが定義されていれば、性能を上げるために最も一般的に使用されるルーチンをマクロとして定義する。

wprintw()(3V) -SysV

 

wrefresh()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、異常終了すると (ERR = -1)を返し、正常終了するとその他の整数を返す。一方 SunOS 4.x では void を返す。 SunOS 5.6、SVID または SVR4 のヘッダファイル <curses.h> は、ヘッダファイル <stdio.h> および <unctrl.h> を自動的にインクルードし、CURS_PERFORMANCE が定義されていれば、性能を上げるために最も一般的に使用されるルーチンをマクロとして定義する。

wrefresh()(3V) -SysV

 

wscanw()(3V)

SunOS 5.6、SVID または SVR4 では、呼び出しによりマッピングされたフィールドの数を含む int 型の値を返す。一方 SunOS 4.x では void を返す。SunOS 5.6、SVID または SVR4 のヘッダファイル <curses.h>は、ヘッダファイル <stdio.h> および <unctrl.h>を自動的にインクルードし、CURS_PERFORMANCE が定義されていれば、性能を上げるために最も一般的に使用されるルーチンをマクロとして定義する。

wscanw()(3V) -SysV

 

wsetscrreg()(3V) -SysV

 

wstandend()(3V)

このルーチンは、attrset(0)()を使用しウィンドウ属性をすべてクリアする curses()(3V) 関数。SunOS 4.x では常に不定値を返す。一方、SunOS 5.6、SVID または SVR4 のstandout() ルーチンは、常に 1 (正常終了) を返す。

wstandend()(3V) -SysV

 

wstandout()(3V)

このルーチンは、ウィンドウに対して最適な standout モードの端末を有効にするため A_STANDOUT 属性を設定する curses()(3V) 関数。SunOS 4.x では、この関数に attron(A_STANDOUT)() を使用し、不定値を返す。SunOS 5.6、SVID または SVR4 の standout()ルーチンは attron(A_STANDOUT)() と同等で、常に 1 (正常終了) を返す。

wstandout()(3V) -SysV