Solaris 移行ガイド

ライブラリルーチンのリファレンス (U, V)

表 C-11

SunOS 4.x 

SunOS 5.6 

注 

ABI 

SVID 

SVR4 

BSD 

ualarm()(3)

現在は ualarm()(3C)。ITIMER_REAL に引数 which を設定した setitimer()(2) システムコールが同様の機能を提供。

ulimit()(3C)

SVR4 および SunOS 5.6 の ulimit() は、SunOS 4.x の ulimit() と互換性がある。SunOS 4.x の ulimit() ルーチンの整数 cmd の値 1 および 2 は同等な SVID の ulimit() ルーチンのシンボリック定数 cmd の値 UL_GETFSIZE および UL_SETFSIZE と互換性のない場合がある。また、SVID の ulimit() ルーチンは、3 (最大のブレーク値を取得) および 4 (プロセスのファイル記述子テーブルのサイズを取得) の機能をサポートしない。

unctrl()(3V) -SysV

 

ungetc()(3S)

SVR4 および SunOS 5.6 の ungetc() は必ず 4 文字をプッシュバックするため、SunOS 4.x の ungetc() と互換性がある。SunOS 4.x の ungetc() は、前に read 文がなくても必ず標準入力に 1 文字をプッシュバックするが、ABI および SVID の ungetc() はこの属性をサポートしていない。

ungetch()(3V) -SysV

 

user2netname()(3N)

 

usleep()(3)

現在は usleep()(3C)

setitimer()(2) または select()(3C) が同様の機能を提供。

utime()(3V)

SunOS 4.x と、SunOS 5.6、ABI、SVID、または SVR4 では、第 2 引数の型が異なる。SunOS 4.x では、引数 timep は 2 つの time_tt 値の配列を指すが、SunOS 5.6、ABI、SVID、または SVR4 では、引数 timesutimbuf 構造体 (2 つの time_t メンバを含む) を指す。

valloc()(3)

 

varargs()(3)

 

vfprintf()(3V)

vprintf()(3V) を参照。

vidattr()(3V) -SysV

 

vidputs()(3V) -SysV

 

vlimit()(3C)

getrlimit()(2) に置換。

vprintf()(3V)

vprintf()vfprintf()、 および vsprintf() ルーチンでは、可変フォーマットリストが異なるため、SunOS 4.x と SunOS 5.6、ABI、SVID、または SVR4 との互換性はない。SunOS 4.x では、関数ヘッダで va_list (<varargs.h> で定義されている) を使用し、可変引数リスト (たとえば void function (va_alist) など) を宣言する。SunOS 5.6、ABI、SVID、または SVR4 では、<stdarg.h> での定義を関数ヘッダで使用し、可変引数リスト (たとえば void function (int arg1 など) を宣言する。

vsprintf()(3V)

vprintf()(3V) を参照。

vsyslog()(3)

syslog()(3) に置換。

vtimes()(3C)

getrusage()(2) に置換。

vwprintw()(3V) -SysV

 

vwscanw()(3V) -SysV