Solaris 移行ガイド

シリンダグループ

あるディスクスライス上に UFS ファイルシステムを作成した場合、このディスクスライスは、1 つまたは複数の領域に分割されますが、この領域のことをシリンダグループと呼びます。シリンダグループは、1 つまたは複数の連続したディスクシリンダによって構成されています (ディスク装置は複数のディスクによって構成され、各ディスクの円周方向に沿っていくつものトラックが刻まれています。シリンダとは、いくつかのディスクで、ディスクの中心から同じ距離にあるトラックのことを指します) 。ディスクの構造に関する詳細は、『Solaris のシステム管理 (第 1 巻)』を参照してください。

シリンダグループごとに、シリンダグループマップが作成されます。シリンダグループマップには、ブロックの使用状況と利用可能なブロックが記録されます。

図 2-1 は、ディスクスライスとシリンダグループの関係を示しています。

図 2-1 ディスクスライスとシリンダグループ

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