主要メッセージの手引き

"O"

Object is remote

原因

このエラーは、ローカルマシン上にないリソースをユーザーが共有しようとする場合、あるいはリモートマシン上にあるデバイスまたはパスの名前をマウントまたはマウント解除しようとする場合に発生します。

テクニカルノート

このエラーのシンボルの名前は、EREMOTEerrno=66 です。

ok

原因

これは、OpenBoot PROM モニタのプロンプトです。このプロンプトからは、(ディスク、CD-ROM、またはネットワークからの) システムのboot、および go コマンドを使用した作業を再開できます。

対処方法

このプロンプトが突然表示された場合は、その前のメッセージを調べて、システムがクラッシュしていないかどうかを確認します。他のメッセージが表示されていない場合は、Stop-A を入力した直後かまたは新しいキーボードを接続した直後なら、go と入力して続行します。「ワークスペース」メニューからウィンドウシステムを再表示してください。

テクニカルノート

ファイルシステムを変更した場合は特に、まず fsck(1M) コマンドを実行してから、ok プロンプトから sync を呼び出してください。

Operation already in progress

原因

すでに進行中の操作がある非ブロックオブジェクト上で操作を試みました。

テクニカルノート

このエラーのシンボルの名前は、EALREADYerrno=149 です。

Operation canceled

原因

関連する非同期操作が完了前にキャンセルされました。

テクニカルノート

このエラーのシンボルの名前は、ECANCELEDerrno=47 です。

operation failed [error 185], unknown group error 0, string

原因

新規に作成したグループに admintool を使用してユーザーを追加すると、admintool はこのエラーを発行します。

対処方法

パッチ #101384-05 を適用してバグ ID 1151837 を修正し、バグ ID 1153087 を回避します。

Operation not applicable

原因

このエラーは、アプリケーションが要求した機能をシステムがサポートしていないことを示します。

対処方法

システムのベンダにアップグレードを依頼するか、またはアプリケーションのベンダまたは作成者にアップデートについて問い合わせてください。

テクニカルノート

このメッセージは、システムがその操作をサポートしていないことを示します。プログラミング関数が実装されていない場合、多くのモジュールでこのエラーが発生します。システムライブラリの呼び出し中に、このメッセージを表示するようなプログラムを作成している場合は、代替ライブラリ機能を探して使用してください。システムの今後のバージョンでは、この操作をサポートする可能性があります。詳細については、システムの『オンライン・リリース情報』または『ご使用にあたって』を参照してください。

このエラーのシンボルの名前は、ENOSYSerrno=89 です。

Operation not supported on transport endpoint

原因

データグラムトランスポート終端上で接続を確立しようとした場合などに発生します。

テクニカルノート

このエラーのシンボルの名前は、EOPNOTSUPPerrno=122 です。

Operation now in progress

原因

完了までに長時間を要する操作 (connect など) を、非ブロックオブジェクト上で試みました。

テクニカルノート

このエラーのシンボルの名前は、EINPROGRESSerrno=150 です。

/opt/bin/jws: /solaris/bin/locate_dirs: not found

原因

このエラーメッセージは、ユーザーが /opt/bin/jws から /opt/SUNWjws/JWS/sparc-S2/bin/jws へのリンクを使用して Java Workshop を起動したときに発生します。フルパス名を入力すると正常に動作しますが、jws と入力するとエラーが発生します。

対処方法

このエラーは、/opt/bin/jws が別のスクリプト $_SS_JWS_HOME/solaris/bin/locate_dirs を実行するスクリプト /opt/SUNWjws/JWS/sparc-S2/bin/jws ではないために発生します。

そのため、どの /opt/bin/jws でも $_SS_JWS_HOME が正しく設定されません。これをパスから削除して、/opt/SUNWjws/JWS/sparc-S2/bin をパスに入れ、which jws によって /opt/SUNWjws/JWS/sparc-S2/bin/jws が返されるようにします。

Option not supported by protocol

原因

プロトコルに対してオプションを取得または設定する際に、不正なオプションまたはレベルが指定されました。

テクニカルノート

このエラーのシンボルの名前は、ENOPROTOOPTerrno=99 です。

out of memory

原因

システムで多数の大きなアプリケーションが実行されている場合、さまざまなプログラムでこのエラーが発生する可能性があります。通常、このメッセージは、システムがスワップ空間 (仮想メモリー) を使い果たしたことを示します。

対処方法

詳細については、「Not enough space」メッセージを参照してください。この状態のときに書き込まれたデータは、すべて失われる恐れがあります。

Out of stream resources

原因

STREAMS のオープン中に、STREAMS の待ち行列も SATREAMS のヘッドデータ構造も使用できませんでした。これは一時的な状態であり、他のプロセスがリソースを解放すれば回復できます。

テクニカルノート

このエラーのシンボルの名前は、ENOSRerrno=63 です。

overlapping swap volume

原因

追加のスワップとして使用するために rootdg にボリュームを作成し、これらを /etc/vfstab ファイルに追加すると、スワップボリュームがオーバーラップしていることを示すエラーメッセージが起動時に表示されます。

対処方法

これらのボリュームの名前を、swap1swap2、... というように変更します。

上記のように変更してもこのメッセージが表示される場合は、/sbin/swapadd スクリプトを編集します。次の行を探してください。

c=`$SWAP -l | grep -c '¥¥<'${special}'¥>'`
この行を次のように変更します。
=`$SWAP -l | grep -c ''${special}''`
この動作の詳細については、バグ ID 1215062 も参照してください。