このメッセージは、ユーザーがリモートログインしたマシンが、rlogin(1) または rsh(1) のセッション中にクラッシュまたはリブートした場合に表示されます。保存していなかったデータの変更内容は、失われる恐れがあります。なお、システムが停止したのが数時間前であっても、ユーザーが何かを入力した時点で初めてこのメッセージが表示される場合があります。
システムがリブートするまで数分間待ってから、再度 rlogin(1) を実行してください。
読み取り専用としてマウントされたファイルシステム上のファイルとディレクトリは変更できません。
これらのファイルとディレクトリを頻繁に修正しない場合は、ファイルシステムのマウント元のサーバに rlogin(1) してファイルまたはディレクトリを修正します。頻繁に修正する場合は、ファイルシステムを読み取り/書き込みモードで mount(1M) します。
このエラーのシンボルの名前は、EROFS、errno=30 です。
このメッセージは、スーパーユーザーが reboot コマンドを発行した後、または、EEPROM の watchdog-reboot? 変数が true に設定されている場合はシステムパニックの後に、マシンがブート中であることを示すためにコンソールに表示されます。
マシンがブートされるのを待ちます。システムパニックの場合は、このメッセージの前に原因を示す他の表示がないかどうかを確認します。
To: フィールドに有効な受信者を入力せずにメールを誰かが送信したため、sendmail(1) がメールメッセージを配信できません。mail(1) を使用している場合は、受信者アドレスにスペースまたは英数字以外の文字を使用している可能性があります。mailtool(1) と mailx(1) の各コマンドは、「Please specify a recipient.」メッセージまたは「No recipients specified」メッセージを発行することによって、未配信を防ごうとします。有効な受信者が 1 つ以上入力されている場合は、無効な受信者アドレスごとに「User unknown」メッセージが表示されます。
送信者の dead.letter ファイルに自動的に保存されたメッセージを調べて、受信者を指定してからメールを送り直すように発信者に依頼します。
sendmail(1) の詳細については、『メールシステムの管理』を参照してください。
ユーザーがウィンドウシステムを終了した後、C シェルがウィンドウプロセスグループを消去する際に、このメッセージが表示されることがあります。ウィンドウシステムが終了後消去されなかった場合は、このようになることがあります。
作業を進めます。このメッセージは情報を表示しているだけです。
このメッセージは、システムのプロセステーブルがいっぱいになっているために fork(2) システムコールが失敗した、あるいはメモリーまたはスワップ空間が足りないためにシステムコールが失敗したことを示します。また、ユーザーがそれ以上プロセスの作成を許されていない可能性もあります。
システムがリソースを解放するまで待ちます。ただし、このメッセージがシステムに頻繁に表示される場合は、カーネルを再構成して、使用可能なプロセスを増やします。Solaris 2 でプロセステーブルのサイズを大きくするには、/etc/system ファイルにある maxusers の値を増やします。maxusers のデフォルト値は、メガバイト単位のメインメモリー量から 2 を引いた値です。
特定のユーザーがそれ以上プロセスを作成できない場合は、memorysize の制限を超えている可能性があります。詳細については、limit(1) のマニュアルページを参照してください。
このエラーのシンボルの名前は、EAGAIN、errno=11 です。
割り込まれたシステムコールは実行し直さなければなりません。
このエラーのシンボルの名前は、ESTART、errno=91 です。
これは、プログラミングエラーまたはデータ入力エラーです。
この状態を解決するようにプログラムの作成者に依頼します。
これは、値がオーバーフローまたはアンダーフローする位置で数学プログラミング関数を評価しようとしたことを示します。数学パッケージ (3M) のプログラミング関数の値は、マシンの精度内では表現できません。浮動小数点のオーバーフローまたはアンダーフロー(単精度と倍精度のいずれか) が発生した場合、またはベッセル関数で有効数値桁数の合計が失われた場合は、このようになることがあります。
なお、浮動小数点のアンダーフローの場合、このメッセージは、「結果が小さすぎます」という意味を示していることがあります。
プログラムの演算エラーを特定するには、matherr(3M) 機能を使用します。
このエラーのシンボルの名前は、ERANGE、errno=34 です。
ユーザーがマシンにリモートからログインしようとした際に、エラーが発生します。
ユーザーが rlogin(1) を試みたマシン上の、ルートディレクトリ上のアクセス権が 700 に設定されています。ルートディレクトリのアクセス権は、755 でなければなりません。
ルートディレクトリのアクセス権を 755 に変更すると、rlogin の処理がもう少し先まで進みましたが、やはり失敗しました。
Last login: Fri Aug 29 10:24:43 from machinename no shell connection closed |
ユーザーがリモートからログインしようとしたマシンでは、ルートと /usr/bin の両方のディレクトリのアクセス権が 700 に設定されていました。どちらのディレクトリも、正しいアクセス権は 775 です。アクセス権を 775 に変更すると、rlogin(1) は成功しました。
もう 1 つの原因も考えられます。NIS/NIS+ マップでユーザーの passwd(1) エントリを確認してください。NFS マウントのアクセス権が原因で、/usr/dist/exe/tcsh や /net/lab/.../csh などのログインシェルが失敗する可能性があります。
rmdir(1) コマンドで削除できるのは空のディレクトリのみです。メッセージの最初のコロンの後に示された名前を持つディレクトリには、ファイルまたはディレクトリが残っています。
rmdir(1) の代わりに rm(1) を使用します。このディレクトリとその下位のすべてを削除するには、rm -ir コマンドを使用して、ディレクトリ内を再帰的に降ります。各要素を削除するかどうかを尋ねられます。確認の問い合わせなしにディレクトリとその内容をすべて削除するには、rm -r コマンドを使用します。
この syslog メッセージは、誰かがシステムコンソールに root としてログインしたことを示します。
ルートとしてログインしたのが自分なら、気にする必要はありません。他人である場合は、セキュリティ侵害の疑いがあります。サイト単位での最善の方針は、システム管理者はすべて、ルートとしてログインする代わりに su(1M) を実行するようにすることです。
この syslog メッセージは、誰かが、FROM キーワードの後に指定されたシステムから仮想端末にrootとしてリモートログインしたことを示します。
セキュリティ上の理由から、コンソール以外の場所からrootとしてログインできるようにするのは推奨しません。スーパーユーザーとしてのログインをコンソールに制限するには、/etc/default/login の CONSOLE 行をコメント解除します。
NIS マップの rpc.bynumber を確認します。
通常、このエラーはハードウェア障害を示します。
Ethernet の配線とコネクタを調べて、障害を特定します。
Ethernet 入出力ドライバが、63 バイトの次に 3 ビットなど、8 バイト単位になっていないデータを受け取ると、フレームエラーが発生します (Ethernet では 8 バイト単位を使用するように指定されています)。フレームエラーは、先頭または末尾のフレーム区切り記号が損傷しているために発生します。フレーム区切り記号は、エンコーディング方式の違反によって損傷することがあります。
フレームエラーは、CRC エラーのサブセットです。CRC エラーは、通常、物理メディアの異常によって発生します。「alignment/framing error」は、8 バイトの境界が揃っていない場合に発生する CRC エラーの一種です。