主要メッセージの手引き

NFS mounted callog file Unsupported.

原因

Solaris 2.6 以降のバージョンをシステム上にインストール後、CDE のカレンダマネージャ (/usr/dt/bin/dtcm) または OpenWindows のカレンダ (/usr/openwin/bin/cm) を使用してカレンダを表示させようとすると、次のダイアログボックスが表示されます。


Calendar :Informational - NFS mounted callog file Unsupported.
Your default startup Calendar file appears to be NFS mounted or
a symlink to the same.  This is Not Supported.
			Continue
「継続 (Continue)」ボタンをクリックすると、コンソールウィンドウに次のエラーメッセージが表示されます。

date time host rpc.cmsd[pid]: rpc.cmsd : 
	NFS mounted callog file Not Supported - user@host
date time host rpc.cmsd[pid]: rpc.cmsd : 
	NFS mounted callog file Not Supported - user@host
カレンダは、2.5.1 以前のバージョンでは動作していました。

対処方法

NFS マウントされているカレンダは Solaris ではサポートされていません。複数の人がカレンダを同時に使用すると、カレンダは破損する可能性があります。2 つの rpc.cmsd デーモンが callog ファイルに同時に書き込むと、ファイルは破損してしまいます。Solaris 2.5.1 では、この設定がサポートされているわけではありません。しかし、2 つの rpc.cmsd デーモンを同時に実行することができました。

Solaris 2.6 以降のバージョンでは、このオプションがなくなりました。したがってユーザーは、rpc.cmsd を使用して、NFS マウントのカレンダを開くことができません。このデーモンを使用すると、上記のエラーメッセージが表示されます。