主要メッセージの手引き

対処方法

第 1 の問題の解決策は次のとおりです。

1. dfstab(4) (インストールイメージの NFS サーバ上の /etc/dfs/dfstab) の内容を確認します。


share -F nfs -o ro,anon=o /jumpstart-dir

2. インストールイメージの NFS サーバ上で share(1M) コマンドを実行し、正しく共有されていることを確認します。

3. ネットインストールサーバ上で /etc/bootparams ファイルを確認します。誤った起動パスを持っているエントリを探します。

4. /usr/sbin/rpc.bootparamd がブートサーバ上で実行されていることを確認します。必要に応じて、このプロセスを終了して起動し直します。

5. ブートサーバ上で /etc/ethers を確認し、重複したり競合したりしているエントリを探します。

6. ok プロンプトで、テストネット /test-net およびウォッチネット /watch-net を実行して、ネットワークの接続性をテストします。

第 2 の問題の回避策として、nsswitch.conf(4) ファイルを確認します。次のような NIS を指しているエントリがある場合があります。


rpc		nis	files
hosts		nis	files
ethers		nis	files
bootparams	files   nis
NIS を指しているすべてのエントリを、nis より先に files がくるように変更します。

rpc		files 	nis
hosts		files 	nis
ethers		files	nis
bootparams	files	nis
注 : jumpstart を行うクライアントマシンに関する情報が含まれていない場合は、これらのファイルを手動で更新しなければならないことがあります。

rm_install_client(1M) でクライアントを削除し、tftpboot の内容を削除してから、クライアントを以下のように追加し直します。


add_install_client -c /jumpstart-dir/profiles  'client name'  'arch'