主要メッセージの手引き

対処方法

ローカルシステム上の /etc/passwd ファイルと NIS または NIS+ の passwd マップを調べて、このユーザー用のエントリがあるかどうかを確認します。ユーザーが単にパスワードを忘れただけの場合は、su(1M) を実行し、passwd(1) username コマンドによって新しいパスワードを設定します。NIS+ の passwd マップはこのコマンドで自動的に更新されますが、NIS についてはシステム管理者が passwd マップを更新する必要があります。

「Login incorrect」の問題は、旧バージョンの NIS でユーザーが 8 文字を超えるユーザー名を使用した場合にも発生することがあります。その場合は、NIS パスワードファイルを編集し、ユーザー名を 8 文字以下に変更してから、NIS passwd マップを作成し直します。

正しいパスワードが分かっているにもかかわらず、システムにルートとしてログインできない場合は、/etc/passwd ファイルが損傷している可能性があります。通常のユーザーとしてログインし、su(1M) でルートになります。

これでうまくいかない場合は、「su: No shell」メッセージを参照し、記載されている指示に従ってください。ただし、デフォルトのシェルを変更する代わりに、/etc/shadow のパスワードフィールドを空白にします。