主要メッセージの手引き

対処方法

サイロオーバーフローは、該当するシリアルポート FIFO 内のデータが失われたことを示します。ただし、オーバーフローの発生頻度が低い場合、データの損傷があまり問題にならない場合、またはデータの修復または復元が可能な場合は、サイロオーバーフローの結果は無視できることがあります。たとえば、マウスドライバ (zs3) でサイロオーバーフローが発生した場合は、システムがマウスイベントを素早く処理できないことを示していますが、ユーザーはマウス操作を繰り返すことができます。同様に、モデムが接続され、uucp(1C) を使用してデータ転送が行われているシリアルポートでサイロオーバーフローが発生しデータが失われても、uucp(1C) がデータが失われていることを発見し損傷パケットの再送信を要求すれば、データは復旧されます。

サイロオーバーフローを表すメッセージが頻繁に表示される場合は、zs(7D) ハードウェア FIFO の障害、シリアルドライバのソフトウェア障害、あるいはデータまたはシステム動作の異常を示している可能性があります。たとえば、システムパニック中、システムは割り込みを無視するため、マウスとキーボードの操作はサイロオーバーフローを引き起こします。

サイロオーバーフローが発生したシリアルポートを使用していない場合は、ハードウェア障害の発生を意味している可能性があります。