Solaris Web Start は、Solaris 対話式インストールプログラムが行う処理に沿って自動的にファイルシステムの配置を実行します。
Solaris Web Start が自動的に提供するファイルシステム構成は、ほとんどの環境に当てはまります。ただし、次の場合は手作業によるファイルシステムの配置を検討してください。
製品に同梱していない他の製品をインストールする必要があり、その製品が、同梱しているソフトウェアが使用するのと同じファイルシステム (ルート /、 /usr、/swap) を使用する場合
Solaris 対話式インストールが自動配置するファイルシステムが自分の環境に合わないことが、経験的に判明している場合
Solaris Web Start には、手作業でファイルシステムを配置するときにその作業を簡単に行うためのツールが用意されています。このツールはファイルシステムの設定作業を次のように分け、管理を容易にしています。
必要なディスクの選択
必要なファイルシステムの選択
ファイルシステムの作成と名前の変更、移動、削除、拡張、縮小
選択内容の要約表示と確認
ファイルシステムの編集には、高度なシステム管理の知識が必要です。十分な経験がないかぎり、ファイルシステムの配置を変更しないでください。