プログラミングの国際化

説明

Xm CTL では、XmTextXmTextField が拡張され、ビジュアル的な移動機能と削除機能が追加されました。これは Motif 2.0 CSText ウィジェット以降の機能です。Motif 2.1 の標準の Text および TextField では、論理的順序と物理的順序は区別されません。「次」および「前方」は「右へ」を意味し、「前」および「後方」は「左へ」を意味します。一方、CSText ではこれらは区別されており、物理名だけを用いる一連の動作が新たに定義されています。これらには、たとえば left-character()delete-right-word() などがあります。これらの処理ルーチンはすべてウィジェットの XmNlayoutDirection に依存するように定義されていて、適切な「次の〜」または「前の〜」の動作が呼び出されます。Xm CTL の拡張は CSText の場合よりも多少複雑です。これは、ウィジェットのグローバルな方向だけでなく、疑似 XOC (中立安定を含む) により決定されるカーソルの周囲の物理文字の個々の方向性にも依存するためです。

さらに、選択基準を決定し、レンディションのタグを提供し、揃え方を決定する新しいリソースが追加されています。

新しい Xm CTL の動作は、{Move,Delete,Kill}{Left,Right}{Character,Word} を一つに合成したような動作になっています。以下にその詳細について説明します。