ファイルとファイルシステムをテープにコピーする
pax、tar、cpio コマンドを使用すると、ファイルとファイルシステムをテープにコピーできます。どのコマンドを選択するかは、コピーする目的に応じて異なります。3 つのコマンドはすべて raw デバイスを使用するので、使用する前にテープ上でファイルシステムをフォーマットまたは作成する必要はありません。
表 37-3
cpio、
pax、
tar コマンドの長所と短所
コマンド
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機能
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長所
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短所
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pax
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POSIX 準拠システムとの間でファイルをコピーする場合、または複数のテープボリュームが必要となる、ファイル、特殊ファイル、またはファイルシステムのコピー
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tar コマンドの欠点を参照。ただし、pax は、複数のテープボリュームを作成できる。
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tar
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1 本のテープへの、ファイルやディレクトリのサブツリーのコピー
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ファイルシステムの境界を認識しない。
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絶対パス名の長さが 255 文字を超えることができない。
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空のディレクトリや特殊ファイル (デバイスファイルなど) をコピーしない。
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複数のテープボリュームを作成する場合は使用できない。
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cpio
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SunOS 5.7 システムから SunOS 4.0/4.1 システムにファイルをコピーする場合、または複数のテープボリュームが必要となる、ファイル、特殊ファイル、またはファイルシステムのコピー
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使用するテープドライブとデバイス名は、各システムのハードウェアと構成によって異なります。テープドライブとデバイス名の詳細については、「使用する媒体の選択」を参照してください。