スーパーユーザーになります。
安全のためにテープを書き込み保護の状態にします。
ボリューム 1 のテープをテープドライブに挿入します。
ファイルを一時的に復元するためのディレクトリに移動します。
# cd /var/tmp |
他のユーザーとの衝突を防ぐために、/var/tmp などのサブディレクトリを作成し、そのディレクトリに移動して、ファイルを復元することをお勧めします。
階層を復元する場合は、ファイルを置くファイルシステム上の一時ディレクトリにファイルを復元します。復元後、mv コマンドで、階層全体を目的の場所に移動します。
ufsrestore コマンドを使ってファイルを復元します。
# ufsrestore xvf /dev/rmt/n filename ... |
x |
引数 filename 内に指定されたファイルまたはディレクトリをコピーするように ufsrestore コマンドに指定する。 |
v |
復元するファイル名を表示する。 |
f /dev/rmt/n |
テープデバイス名を識別する。 |
filename ... |
空白で区切られた 1 つ以上の個別のファイルまたはディレクトリの名前。例 : ./export/home/user1/mail ./export/home/user2/mail. |
ファイルが入っているボリューム番号を入力して、Return キーを押します。
Specify next volume #: 1 |
ファイルは現在の作業ディレクトリに復元されます。
現在のディレクトリのモードを変更したくない場合は、set owner/mode プロンプトが表示されたときに n と入力して Return キーを押します。
set owner/mode for '.'? [yn] n |
復元されたファイルを確認します。
この例では、passwd と shadow ファイルが /var/tmp ディレクトリに復元されます。
# cd /var/tmp # ufsrestore xvf /dev/rmt/0 ./etc/passwd ./etc/shadow Verify volume and initialize maps Media block size is 126 Dump date: Tue Jun 09 14:30:16 1998 Dumped from: the epoch Level 0 dump of / on pluto:/dev/dsk/c0t3d0s0 Label: none Extract directories from tape Initialize symbol table. Warning: ./etc: File exists Extract requested files You have not read any volumes yet. Unless you know which volume your file(s) are on you should start with the last volume and work towards the first. Specify next volume #: 1 extract file ./etc/passwd Add links Set directory mode, owner, and times. set owner/mode for `.'? [yn] n Directories already exist, set modes anyway? [yn] n # cd etc # mv passwd /etc # mv shadow /etc # ls -l etc |