書き込み保護されていないテープをテープドライブに挿入します。
ls コマンドと cpio コマンドを使用してファイルをテープにコピーします。
$ ls | cpio -oc > /dev/rmt/n |
ls |
cpio コマンドにファイル名のリストを渡す。 |
cpio -oc |
cpio がコピーアウトモード (-o) で動作し、ASCII 文字形式 (-c) でヘッダー情報を書き込むように指定する。これにより他のベンダーのシステムと可搬性を保つ。 |
> /dev/rmt/n |
出力ファイルを指定する。 |
ディレクトリ内のすべてのファイルは、指定したドライブ内のテープにコピーされ、テープ上の既存のファイルが上書きされます。コピーされた合計ブロック数が表示されます。
次の cpio コマンドで、ファイルがテープにコピーされていることを確認します。
$ cpio -civt < /dev/rmt/0 |
テープをドライブから取り出して、テープラベルにファイル名を記入します。
次の例では、ディレクトリ /export/home/kryten 内のすべてのファイルを、テープドライブ 0 のテープにコピーします。
$ cd /export/home/kryten $ ls | cpio -oc > /dev/rmt/0 8 blocks $ cpio -civt < /dev/rmt/0 drwxr-xr-x 2 kryten users 0 Jun 9 15:56 1998, letters drwxr-xr-x 2 kryten users 0 Jun 9 15:56 1998, memos drwxr-xr-x 2 kryten users 0 Jun 9 15:55 1998, reports 8 blocks $ |