/etc/vfstab ファイル内のエントリには、表 28-4 に示すように 7 つのフィールドがあります。
表 28-4 /etc/vfstab ファイルのフィールドの説明
フィールド名 |
説明 |
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device to mount |
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device to fsck |
「device to mount」フィールドで指定したファイルシステムに対応する raw (キャラクタ型) デバイス名 (/dev/rdsk/c0t0d0s0 など)。これにより、fsck が使用するインタフェースが決まる。読み取り専用ファイルシステムやリモートファイルシステムなど、適用できるデバイスがない場合は、ダッシュ (-) を使用する。 |
mount point |
デフォルトのマウントポイントディレクトリ ( /usr など) を指定する。
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FS type |
「device to mount」 フィールドで指定したファイルシステムのタイプを指定する。 |
fsck pass |
fsck がファイルシステムをチェックするか決めるために使用するパス番号。このフィールドでダッシュ (-) を指定すると、ファイルシステムはチェックされない。 このフィールドに 0 が指定されている場合、UFS ファイルシステムはチェックされないが、フィールドに 0 より大きい値が指定されている場合に UFS 以外のファイルシステムはチェックされる。 このフィールドに 1 が指定されている場合、ファイルシステムは順番にチェックされる。このフィールドに 1 より大きな値が指定され、さらに preen (修復) オプション (-o p) が指定されている UFS ファイルシステムが複数ある場合、効率を最大限に高めるために、fsck は複数のディスク上のファイルシステムを並行して自動的にチェックする。それ以外の場合、このフィールドの値は意味を持たない。fsck pass フィールドでは、ファイルシステムをチェックする順序を明示的には指定できない。 |
mount at boot |
システムのブート時にファイルシステムが mountall によって自動的にマウントされるかどうかを表す。yes または no に設定。このフィールドは AutoFS とは連動していないので注意してください。 |
mount options |
ファイルシステムのマウントに使用されるオプションを (空白を空けずに) コンマで区切ったリスト。オプションなしを示すにはダッシュ (-) を使用する。汎用オプションについては、表 28-3 を参照。 |
/etc/vfstab ファイル内のフィールドごとに 1 つずつエントリがなければなりません。フィールドで値を指定しない場合は、必ずダッシュ (-) を入力してください。