Solaris のシステム管理 (第 1 巻)

例 - マウントされた CD からディスクレスクライアントのルートファイルシステムへパッケージをインストールする


注 -

今回の Solaris リリースの名称は「Solaris 7」ですが、コード、パス名、パッケージパス名などには、「Solaris 2.7」または「SunOS 5.7」という名称が使用されていることがあります。コード、パス、パッケージパスなどを実際に入力または使用するときには、必ずマニュアル中に記述されている名前に従ってください。


次の例は、サーバーからディスクレスクライアントのルートファイルシステムに SUNWadmr (システムおよびネットワーク管理をサポートするソフトウェア) パッケージをインストールするためのコマンドを示しています。この場合、ディスクレスクライアントのルートファイルシステムは、/export/root/client-1 です。この例では、SUNWadmr パッケージが、マウントされた SPARC 版 Solaris CD (/cdrom/cdrom0/s0/Solaris_2.7/Product) から使用できるものと想定しています。pkginfopkgchk を使用して、パッケージのファイルが正しくインストールされていることを確認する方法も示しています。


server# pkgadd -R /export/root/client-1 -d /cdrom/cdrom0/s0/Solaris_2.7/Product SUNWadmr
			.
			.
			.
Installation of <SUNWadmr> complete.
server# pkginfo -R /export/root/client-1 | egrep SUNWadmr
system			SUNWadmr			System & Network Administration Root
server# pkgchk -v -R /export/root/client-1 SUNWadmr
/etc
/etc/init.d
/etc/init.d/autoinstall
/etc/init.d/sysid.net
/etc/init.d/sysid.sys
/etc/rc2.d
/etc/rc2.d/S30sysid.net
/etc/rc2.d/S71sysid.sys
/etc/rc2.d/S72autoinstall
/sbin
/sbin/bpgetfile