Solaris 2.6 リリースより印刷プロトコルアダプタでは、サービスアクセス機能 (SAF)、ネットワークリスナー、および LP スプーラの受信側の lpNet の設計に最新の設計手法が取り入れられ、いっそうのモジュール化が図られています。
上記の再設計により、次の機能が提供されます。
BSD 印刷プロトコルの完全な実装に加え、Solaris 独自の拡張機能が追加されました。
複数のスプールシステムが同じホスト上に共存でき、BSD 印刷プロトコルにアクセスできます。
他の印刷プロトコル (Apple、Novell など) をサポートするように、Sun 以外のアプリケーション開発者が拡張できます。
以前の Solaris 2.5.1 オペレーティング環境およびその互換バージョンの印刷クライアントが「BSD」プロトコルを使用して構成されている場合、新しい印刷プロトコルアダプタは、Solaris 2.5.1 オペレーティング環境およびその互換バージョンの印刷クライアントと互換性があります。「BSD」プロトコルが使用されていない場合、Solstice AdminToolsTM、Solstice プリンタマネージャ、または lpsystem コマンドを使用して、以前の Solaris 2.5.1 オペレーティング環境およびその互換バージョンの 印刷クライアントの構成を変更し、「BSD」プロトコルを使用するようにします。