TCP/IP とデータ通信

DHCP の各サブネットを構成する方法

dhcpconfig スクリプトにより、サーバーシステム上に構成するサブネットごとに、dhcp_network テーブルと呼ばれるテーブルを作成します。テーブル名は IP アドレスと同じですが、小数点は下線に置換されます。たとえば、サブネット 129.148.5.0dhcp_network テーブルは、DHCP が使用しているネームサービス内では 129_148_5_0 です。これは、NIS+ の場合は org_dir オブジェクト内のテーブルであり、ファイルの場合は /var/dhcp ディレクトリ内のファイルです。

DHCP が管理しているクライアントシステムごとに、dhcp_network テーブル (クライアントマシンが接続されているサブネットに対応するテーブル) 内にエントリが 1 つあります。エントリが永久である場合もありますが、この場合は IP アドレスが永久的にマシンに割り当てられています。あるいはエントリが動的である場合もありますが、この場合はクライアントが最初に構成される際に DHCP サーバーが IP アドレスを割り当てて、さらに IP アドレスを使用できる時間の長さを指定したリースを与えます。この段階で設定するのは、これらの動的クライアントです。永久クライアントは、DHCP の環境をすべて構成した後で、pntadm を用いて設定することができます。