Intel 版 Solaris 7 の Device Configuration Assistant (構成用補助) ソフトウェアを使用して、各デバイスとそのデバイスが使用しているリソースを特定してください。問題がある場合は、デバイス名とリソース名を指定して、Device Configuration Assistant (構成用補助) がその情報を Solaris カーネルに渡せるようにしてください。
ISA デバイスの検出時にシステムがハングアップするか、リセットされる場合は、次の 3 つの作業を行なって、デバイス検出が最後まで行われるようにしてください。これらの作業については、後述の節で順に説明します。
既存のデバイスの問題を発見する
リソースの衝突を発見して解決する
デバイス情報を入力する
メーカーのマニュアルと後述のデバイス参照情報ページを読み、デバイスが正しく構成されていて、システムの他のデバイスと衝突していないことを確認します。
フロッピーディスクドライブに Intel 版 Solaris 7 の Device Configuration Assistant (構成用補助) フロッピーディスクを挿入して、システムをリブートします。
「Specific Scan」を選択して、自動的に検出されるデバイスを確認します。
ハングアップの原因となっていると思われるデバイスを選択し、検出を開始します。
ハングアップしない場合、問題はデバイスを検出した順番にあると思われます。手順 5 に進んでください。
ハングアップする場合は、ハードウェアの衝突が原因と考えられます。そのデバイスがマシンに実際に存在することを確認し、インストールされているすべてのハードウェアについて、メーカーのマニュアルを参照して、衝突を起こしていないかどうか調べてください。次の「リソースの衝突を発見して解決する」の節に進んでください。
システムの残りの各デバイスについても検出を行います。
ハングアップの原因がソフトウェアによるプルーブ時の衝突の場合は、全デバイスの検出で使用したのとは異なる順番で各デバイスの検出を行うことによってハングアップを回避できることがあります。
検出に成功した場合は、「Boot Solaris」メニューに進み、システムのブートに使用するデバイスを選択します。
CD-ROM からブートまたはインストールする場合は、「CD」を選択します。
使用マシンが netinstall クライアントとして登録されていて、ネットワークを使用してブートまたはインストールする場合は、「NET」を選択します。
マシン内蔵のハードディスクから起動する場合は、「DISK」を選択します。
ブートして Solaris ソフトウェアをインストールします。
フロッピーディスクドライブに Intel 版 Solaris 7 の Device Configuration Assistant (構成用補助) フロッピーディスクを挿入して、システムをリブートします。
「Specific Scan」を選択して、自動的に検出されるデバイスを確認します。
初期ハングアップの原因となっていない各デバイスを検出します。
「Device Tasks」メニューに戻って「View/Edit Devices」を選択し、デバイス一覧を表示して、問題のデバイスが他のデバイスと衝突していないかどうか調べます。
デバイス検出機能がハードウェア衝突の影響を受けている場合、この方法では、デバイスの構成を正しく調べられないことがあります。
ジャンパとスイッチの設定を必要とするデバイスの衝突の場合は、システムの電源を切って、手作業で問題のデバイスの構成を変更してください。構成の変更を終えたら、システムの電源を入れて、Device Configuration Assistant (構成用補助) フロッピーディスクで起動し、手順 5 に進みます。
メーカーの構成 (セットアップ) ユーティリティを使用して構成を行う必要があるデバイスの場合は、次の作業を行います。
「Specific Devices」を選択します。
検出に成功した場合は、「Boot Solaris」メニューに進み、システムのブートに使用するデバイスを選択します。
CD-ROM からブートまたはインストールする場合は、「CD」を選択します。
使用マシンが netinstall クライアントとして登録されていて、ネットワークを使用してブートまたはインストールする場合は、「NET」を選択します。
マシン内蔵のハードディスクからブートする場合は、「DISK」を選択します。
Solarisソフトウェアをブートして、インストールします。
フロッピーディスクドライブに Intel 版 Solaris 7 の Device Configuration Assistant (構成用補助) フロッピーディスクを挿入して、システムをリブートします。
選択的に検出することによって他のすべてのデバイスが検出された場合は、「Device Tasks」メニューから「View/Edit Devices」を選択して、手作業で問題のデバイスの名前を追加します。
通常、衝突があれば警告が表示されます。
検出に成功した場合は、「Boot Solaris」メニューに進み、システムのブートに使用するデバイスを選択します。
CD-ROM からブートまたはインストールする場合は、「CD」を選択します。
使用マシンが netinstall クライアントとして登録されていて、ネットワークを使用してブートまたはインストールする場合は、「NET」を選択します。
マシン内蔵のハードディスクから起動する場合は、「DISK」を選択します。
Solaris ソフトウェアをブートして、インストールします。
「Boot Solaris」メニューに進もうとしたときにデバイスが再びハングアップするか、デバイスが機能しない場合は、ご購入先にお問い合わせください。
PC カード周辺装置はホットプラグに対応しており、ソフトウェアによって自動的に構成されます。このため、PCカードデバイスは、ブートプロセス中や Solaris オペレーティング環境の実行後いつでも挿入することができます。
目的 |
作業内容 |
2 つのソケットを持つアダプタを使用するのに必要な IRQ (割り込み要求) があるかどうかを調べる |
デバイスの 2 つのソケットを両方使用するには、3 つの IRQ が必要です。アダプタ用に 1 つ、ソケットに挿入するデバイス用にそれぞれ 1 つです。 |
リソースの使用状況を調べられるよう、フロッピーディスクドライブに Device Configuration Assistant (構成用補助) フロッピーディスクを挿入して、システムを起動します。
「Device Tasks」メニューから「View/Edit Devices」を選択して、デバイス一覧を表示し、使用中の IRQ 数を確認します。
0 から 15 までの 16 個の IRQ があり、そのうちのいくつかはすでに割り当てが決まっています。たとえば、IRQ3 は 2 つ目のシリアルポート (COM2) 用に予約されています。
システムに COM2 ポートがあっても使用していない場合は、ポートを削除して、その IRQ を PC カード用に解放します。
「Boot Solaris」メニューに進み、システムのブートに使用するデバイスを選択します。
CD-ROM からブートまたはインストールする場合は、「CD」を選択します。
使用マシンが netinstall クライアントとして登録されていて、ネットワークを使用してブートまたはインストールする場合は、「NET」を選択します。
マシン内蔵のハードディスクからブートする場合は、「DISK」を選択します。
Solarisソフトウェアをブートして、インストールします。
目的 |
作業内容 |
Device Configuration Assistant (構成用補助) ソフトウェアが既知の ISA または EISA デバイスを認識できるようにする |
認識されないデバイス用として選択されたアドレスが、他のシステムデバイスに割り当てられている可能性があります。EISA 構成ユーティリティを使用して、認識されないデバイスのアドレス情報 (衝突しないアドレス) を入力してください。Device Configuration Assistant (構成用補助) は、この情報を使用して Solaris 環境用のデバイスを検出します。 |
|
ISA または EISA アダプタ用のパラメタを構成するには、メーカーの提供する EISA 構成ユーティリティ (ECU) を使用します。このユーティリティは、ISA または EISA ボードを追加、取り外し、または別のバススロットに移し換えるたびに実行する必要があります。ECU の機能は標準化されていますが、メーカーによって実装方法が異なり、それぞれ独自のユーザーインタフェース画面またはメニューを提供しています。
ボードメーカーが提供する ECU を使用して、ハードウェアの構成を行う前に、そのユーティリティディスクのバックアップを取ってください。
構成する ISA または EISA 増設アダプタに付属している EISA 構成ユーティリティフロッピーディスクに含まれている .cfg および .ovl 構成ファイルをシステムの EISA 構成ユーティリティフロッピーディスクにコピーします。
ECU を実行します。
ECU のプログラム名は CF.EXE または CFG.EXE です。
各デバイス用の構成パラメタを設定します。
アダプタには、ECU を使用して設定できる特殊な動作モードを持つものがあります。
特定の設定条件については、デバイス参照情報ページを参照してください。
目的 |
作業内容 |
自動ブートに失敗したマシンを回復する |
自動ブートを有効にして COM1 と COM2 をループバックシリアルケーブルで接続している場合は、eeprom コマンドを使用して、eeprom com1-noprobe true または eeprom com2-noprobe true に設定します。 |
|