Solaris 7 デバイスの構成 (Intel 版)

イーサネットデバイスの構成

全二重設定

イーサネットアダプタと、その接続相手になるデバイス (ハブ、スイッチ、またはクロスケーブルで接続される別のネットワークアダプタなど) は、同じ全二重設定で動作しなければなりません。

コネクタの種類

デバイス参照情報ページでは、サポートされるコネクタの種類を適宜示しています。特に指定がない限り、すべてのネットワークデバイスは 10 Mbps でのみ動作するとみなします。ネットワークデバイスがサポートするネットワークコネクタと媒体を次に示します。

コネクタ 

サポートされる媒体 

説明 

速度 

RJ-45 

10BASE-T 

カテゴリ-3 より対線ケーブル 

10 Mbps 

RJ-45 

100BASE-TX 

カテゴリ-5 より対線ケーブル 

100 Mbps 

BNC 

10BASE2 

同軸ケーブル (Thin イーサネットケーブル) 

10 Mbps 

AUI 

10BASE5 

シールドより対線ケーブル (Thick イーサネットケーブル) 

10 Mbps 

100 Mbps イーサネット性能

一部の PCI マザーボードには、100 Mbps Fast Ethernet をサポートできない DMA チップセットが含まれます。Solaris 環境では、低速のチップセットを含むシステム上での 100 Mbps の PCI ネットワーク動作をサポートしません。この問題は PCI カードだけに影響します。

次のチップセットではこの問題が発生することがわかっています。

次のチップセットではこの問題は発生しません。

特に、dnetiprb、および elx ドライバによってサポートされる PCI カードは、この問題が起こるチップセットを持つマシンでは性能が低下します。このようなマシンで 100 Mbps の動作が必要な場合、PCI 以外のイーサネットコントローラを使用するのが最善の方法です。ieef ドライバ (より大きな FIFO を持つ) がサポートする PCI カードが十分に機能することもあります。特定のマシン上での性能が、目的に十分合っているかどうかを調べる必要があります。