名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 使用例 | 関連項目
/usr/sbin/apnet を使用して、 代替パス設定 (AP: Alternate Pathing) 機能でのネットワークパスグループを 管理することができます。
以下のオプションをサポートしています。
指定したネットワークコントローラパスに接続しているネットワークに、 メタネットワークとネットワークパスグループを作成します。 -a を指定すると、 apnet は、指定されたネットワークインタフェースをメタネットワークの 代替パスとして指定します。最初に 1 つのパスによってネットワークパスグループを作成した場合は、後で apnet -m を使用してパスを追加することができます。
注 : たとえば、meta_network は mle0、 network_controller_path は le0 と指定します。
指定したメタネットワークと それに対応するネットワークパスグループを 削除します。 パスグループが未確定の場合、 apnet はメタネットワークとパスグループをただちに削除します。 パスグループが確定済みの場合は、単に削除対象として指定されるだけで、 確定が完了するまでメタネットワークインタフェースは機能し続けます。
指定したメタネットワークおよびパスグループの 削除を取り消します。このオプションを指定すると、 apnet -d によって削除が指定された確定済みのパスグループの削除要求が取り消されます。
指定したネットワークコントローラパスをオフラインに設定し、 メタネットワークインタフェースを介してアクセスできない状態にします。
指定したネットワークコントローラパスをオンラインに設定し、 メタネットワークインタフェースを介してアクセスできる状態にします。
注 : 動作中のネットワークコントローラパスは、オフラインに設定できません。
ネットワークコントローラパスを、指定したメタネットワークの 代替パスとして追加します。 このオプションが使用できるのは、指定したメタネットワークにパスが 1 つしか含まれていない 場合のみです。
指定したメタネットワークから、ネットワークコントローラパスを 削除します。
注 : 確定済みのパスグループに対して代替パスの追加 (-a) または削除 (-r) を指定した場合は、確定操作を行うまでその指定は有効になりません。 たとえば、既存のメタネットワークインタフェースを削除対象として指定し、 既存のインタフェースの使用に影響を与えずに 新しいインタフェースを追加することができます。
一連の代替パスの中で (主パスの次から始めて) 次の代替パスを 一時的に有効なパスにします。 このオプションは、一連の代替パスを順に試して、 機能しているパスを探すスクリプトによって使用されることを 目的としています。 順番が主パスに戻ったら、エラーが返されます。
現在の一時的に有効なパスを実際に有効なパスにします。
以下の例は、 主物理ネットワークインタフェースが le0 で、代替物理ネットワークインタフェースが le1 の mle0 というネットワークパスグループとメタネットワークインタフェースを 作成します。
# apnet -c -p le0 -a le1 # apdb -C |
以下の例は、 mle0 というネットワークパスグループとメタネットワークインタフェースを 削除します。
# apnet -d mle0 # apdb -C |