複数のフレームバッファーのテスト

複数のフレームバッファー (ディスプレイ) を同時にテストする場合は、以下の規則が適用されます。

• 1 つのシステムで同時に複数のフレームバッファーを同時にテストすることができますが、ウィンドウ環境を実行することができるのは、1 つのフレームバッファーだけです。

• ウィンドウロックオプションを持つフレームバッファーの場合は、誤ってテストがエラーになることを避けるために、CDE あるいは OPEN LOOK などのウィンドウ環境を実行するフレームバッファーのウィンドウロックを有効にし、その他のすべてのフレームバッファーのウィンドウロックを無効にする必要があります。

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  注意 -

  動作中のフレームバッファーのウィンドウロックが無効 (ロック解除) になっている状態で、テスト中にマウスを動かすと、SunVTS テストから不要なエラーメッセージが返されることがあります。マウスを少し動かしただけでも、テストが失敗することがあります。

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• デフォルトでは、SunVTS は、コンソールモニター (/dev/fb によって指定されるフレームバッファー) のウィンドウロックを有効にします。

• コマンド行からフレームバッファーテストを実行する場合は、コマンド行引数を指定することによって、ウィンドウロックを無効にすることができます (このマニュアルのテストコマンド行の説明を参照)。たとえば、汎用的なフレームバッファーのテスト (fbtest) では、lock=e/d オプションを使用して、フレームバッファーのロックを有効または無効にすることができます。以下は、フレームバッファーのロックを有効にしている例です。

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  #./fbtest -o dev=cgthree0,lock=e

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フレームバッファーの遠隔テスト

sunvts や vtsk を遠隔実行した場合は、フレームバッファーのロックオプションは機能しません。この場合は、フレームバッファーのロックオプションを無効にしてください。グラフィックテスト中に、フレームバッファーに対して vtsui などのグラフィックプログラムを実行しないでください。