Solaris 7 - 5/99 ご使用にあたって (Intel 版)

はじめに

本書『Solaris 7 - 5/99 ご使用にあたって (Intel 版)』は、SolarisTM 7 - 5/99 をご使用になるにあたって最初に読んでいただくマニュアルで、今回のリリースに関する最新情報が記述されています。

本書では、Solaris 7 - 5/99 オペレーティング環境ソフトウェアをインストールする前に必要な情報、リリース直前に明らかになった情報や問題点を中心に説明します。

Solaris 7 - 5/99 リリースに関するマニュアルとして、本書の他に『Solaris 7 - 5/99 オンラインリリース情報』がオンラインのテキスト形式で提供されています。『Solaris 7 - 5/99 オンラインリリース情報』については、「オンラインリリース情報」の説明を参照してください。


注 -

本書の第 3 章「インストールに関する注意事項とバグ情報」は、『Solaris 7 - 5/99 オンラインリリース情報』の installation_bugs ファイル中の内容よりも優先されます。



注 -

今回の Solaris の製品名称は「Solaris 7 - 5/99」ですが、コード、パス名、パッケージパス名などで、「Solaris 2.7」または「SunOS 5.7」という名称が使用されていることがあります。コード、パス、パッケージパスなどを実際に入力または使用するときには、必ずマニュアル中に記述されている名称に従ってください。


対象読者

本書は、Solaris 7 - 5/99 ソフトウェアをインストールして使用する方を対象としています。Solaris についての知識を持つ方、現在習得中の方を対象としています。

内容の紹介

本書は、次のように構成されています。

第 1 章「Solaris 7 - 5/99 の構成」では、Solaris 7 - 5/99 に含まれるデスクトップ用およびサーバー用の CD やマニュアルの構成について説明します。

第 2 章「インストールにあたって」では、Solaris 7 - 5/99 をインストールするために必要なメモリーおよびディスクの容量、日本語環境のインストールについての概要などを説明します。この章の内容を理解してから、インストールを開始してください。

第 3 章「インストールに関する注意事項とバグ情報」では、Solaris 7 - 5/99 Software CD に含まれている『Solaris 7 - 5/99 オンラインリリース情報』の installation_bugs ファイルの内容を修正および追加した、インストールに関する注意事項とバグの最新情報を説明します。この章の内容を理解してから、インストールを開始してください。

第 4 章「実行時の注意事項とバグ情報」では、Solaris 7 - 5/99 Software CD に含まれている『Solaris 7 - 5/99 オンラインリリース情報』の runtime_bugs ファイルを作成後に明らかになった、実行時の注意事項やバグの情報を説明します。

第 5 章「機能に関する情報」では、Solaris 7 - 5/99 Software CD に含まれている『Solaris 7 - 5/99 オンラインリリース情報』の new_features ファイルを作成後に明らかになった、最新情報や新機能について説明します。

第 6 章「製品の中止情報」では、Solaris 7 - 5/99 Software CD に含まれている『Solaris 7 - 5/99 オンラインリリース情報』の eof ファイルを作成後に明らかになった、サポートを終了するソフトウェアの機能またはハードウェアについて説明します。

付録 A 「Maintenance Update パッチリスト (Intel 版)」 では、Solaris 7 - 5/99 に統合されているパッチ (Maintenance Update パッチ) のリストを記載しています。

付録 B 「Hardware Compatibility List and Device Configuration Guide (Intel Platform Edition) Solaris 7 5/99」 では、Intel 版 Solaris 7 - 5/99 でサポートされるハードウェアについて、『Solaris 7 (Intel Platform Edition) Hardware Compatibility List』を補足する情報を記載しています。

Solaris のほかに付属のソフトウェアをインストールする場合は、付属ソフトウェアに含まれている最新リリース情報を参照して、そのソフトウェアに関する注意事項およびバグ情報を確認してください。

関連マニュアル

Solaris をインストールする際には、本書の内容を理解した上で、次のマニュアルをご利用ください。

Solaris のマニュアルは、このリリースに含まれる Solaris 7 - 5/99 Documentation CD で提供されています。

また、Solaris 7 - 5/99 の新機能について説明しているマニュアルも提供されています。これらのマニュアルは、タイトルに (追補) と示されています。


注 -

Solaris 7 (Intel Platform Edition) Hardware Compatibility List』中の情報の一部は、Solaris 7 - 5/99 リリースで変更されています。本書の付録 B 「Hardware Compatibility List and Device Configuration Guide (Intel Platform Edition) Solaris 7 5/99」 に、最新の情報が記載されています。


ハードウェア構成によっては、インストールを行うために別途作業が必要になることがあります。ハードウェア固有の作業が必要な場合は、各ハードウェアのメーカーからインストール手順を補足する資料が提供されています。それらの資料も利用して、インストールを行なってください。

Solaris ハードウェア検証プログラム

Solaris ハードウェア検証プログラムに関する情報は、Web ページ http://access1.sun.com/certify をご覧ください。Solaris の次期リリースまでに、ハードウェア互換リストが更新されることがありますが、その場合は上記の Web ページに最新のハードウェア互換リストが提供されます。

Sun のマニュアルの注文

Sun Software Shop プログラムを利用して、米国 Sun Microsystems, Inc. (以降、Sun とします) のマニュアルまたは AnswerBook2TM CD をご注文いただけます。

マニュアルのリストと注文方法については、 http://www.sun.com/software/shop を参照してください。

Sun のオンラインマニュアル

http://docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。

表記上の規則

このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。

表 P-1 表記上の規則

字体または記号 

意味 

例 

AaBbCc123

コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、またはコード例を示します。 

.login ファイルを編集します。

ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。

system%

AaBbCc123

ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力とは区別して示します。 

system% su

password:

AaBbCc123

変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 

ファイルを削除するには、rm filename と入力します。

『 』 

参照する書名を示します。 

『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 

「 」 

参照する章、節、ボタンやメニュー名、または強調する単語を示します。 

第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 

この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 

¥ 

枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を越える場合、バックスラッシュは継続を示します。 

sun% grep `^#define ¥
  XV_VERSION_STRING'

ただし AnswerBook2TM では、ユーザーが入力する文字と画面上のコンピュータ出力は区別して表示されません。

コード例は次のように表示されます。

[ ] は省略可能な項目を示します。上記の場合、filename は省略してもよいことを示します。

| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。

キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。

ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-DControl キーを押したまま D キーを押すことを意味します。


注意 - 注意 -

この記号が付いている注意事項に従わない場合は、データ、システム、関連機器などの損傷を起こす可能性があります。


一般規則