Solaris 7 - 8/99 ご使用にあたって (Intel 版)

日本語環境のインストール方法

この節では、Solaris 7 - 8/99 を日本語環境でインストールするための方法を説明します。日本語環境でインストールするには、大きく分けて「デフォルトロケールの設定」「インストール言語の設定」の 2 つの設定が必要です。それ以外のインストール手順は英語版の Solaris と同じです。『Solaris 7 インストールの手引き』に書かれているインストール手順に従ってください。

なお Solaris 7 - 8/99 では、文字エンコーディングが異なる次の 3 つの日本語ロケールがサポートされています。

デフォルトロケールの設定

インストール後のシステムのデフォルトロケールを設定します (具体的には、 /etc/default/init ファイル内に LANG 環境変数が定義されます)。

日本語環境をインストールする場合、システムのデフォルトロケールとして必ず日本語ロケールが設定されている必要はありませんが、設定されていることを推奨します。システムのデフォルトロケールとして日本語ロケールが設定されていると、たとえば、システムログイン時の LANG の設定をユーザーごとに環境設定ファイルで定義しなくても済みます。また、dtlogin の言語設定で、デフォルトで日本語ロケールが設定されます。

また、インストール前にこのデフォルトロケールをあらかじめ設定しておくことも可能です。この事前設定をしておくと、GUI インストール時にもロケール設定画面が表示されないため、たとえばカスタム JumpStart による自動インストールのように意図的にロケール設定画面を表示させたくない場合などに有効です。 [デフォルトロケールの事前設定を行うには、「ネームサービスに事前に定義しておく方法」または「sysidcfg ファイルを使用する方法」の 2 通りがあります。 詳しくは、『Solaris のインストール (上級編)』を参照してください。]

インストール言語の設定

言語 (ロケール) に依存するソフトウェアパッケージ (JFP パッケージ) のインストールを決定します。日本語環境をインストールするには、必ず JFP パッケージをインストールする必要があります。JFP パッケージについての詳細は、『オンラインリリース情報』の「パッケージ情報」(package ファイル) を参照してください。

Solaris 7 - 8/99 では、ja ロケール環境、ja_JP.PCK ロケール環境、ja_JP.UTF-8 ロケール環境、そしてそれらの任意の混在環境をインストールすることが可能です。