Solaris デバイスドライバ: |
cadp |
デバイスタイプ: |
SCSI-2, SCSI-3, Ultra2 SCSI |
アダプタ: |
Adaptec AHA-2940U2B, AHA-2940U2W, AHA-2940U2/OEM, AHA-2950U2B, AHA-3950U2B |
チップ: |
AIC-7890AB, AIC-7891B, AIC-7896, AIC-7897 |
バスタイプ: |
PCI |
複数イニシエータの構成はサポートされていません。
Plug N Play SCAM サポートオプションはサポートされていません。
「Adaptec SCSISelect BIOS」オプションの「Reset SCSI Bus at IC Initialization」 (「Advanced Configuration Options」メニュー中にある) が使用可能に設定されていることを確認してください。システムのブート中に Adaptec のバナーが表示された場合は、Ctrl-A キーを押して SCSISelect ユーティリティを実行してください。
パッチのインストール後に、システムをリブートしてください。
Intel 版 Solaris のアップグレードと新しいデバイスドライバの追加の両方を行う場合は、次に示す手順で、まず Solaris のアップグレードを行なってからシステムをリブートし、その後ドライバアップデートを適用してください。
Solaris のアップグレードを行います。このときにはまだ cadp ドライバアップデートを適用しないでください。
システムをリブートします。
システムが正常にリブートされたら、ドライバアップデートのフロッピーディスクをフロッピードライブに挿入し、次のようにしてドライバアップデートを適用します。
DOS フォーマットのファイルシステムをマウントします。
# mount -Fpcfs /dev/diskette0 /mnt |
ディレクトリを移動します。
# cd /mnt/DU/sol_27/i86pc/Tools |
ドライバアップデートをインストールします。
# . ./install.sh -i |
再構成リブートを実行します。
内部 wide インタフェース上の narrow SCSI CD-ROM ドライブを使用しているときに問題が発生した場合は、Adaptec 構成ユーティリティで、そのデバイスに対する「negotiate wide」および「negotiate sync」のどちらか一方またはその両方を使用不可にしてください。
narrow 内部コネクタを使用しているときに問題が発生した場合は、Adaptec 構成ユーティリティで「de-selection」を使用不可にしてください。
富士通製 narrow ディスク (M1603SAU) は、無効なキュータグ ID で再選択することがわかっています。これは SCSI プロトコル違反なので、 cadp ドライバが正しく動作しなくなります。これを防止するのは難しいので、これらのターゲットに対するタグ付きキューを使用不可にすることが最善の方法です。
富士通製 M1603S-512 ディスクがあるかどうかを調べるには iostat -E コマンドを使用してください。このディスクが検出された場合は、/kernel/drv/cadp.conf ファイルを編集して以下のプロパティを追加してください。target n -scsi -options=0x1f78 (n はターゲット番号です)
IBM 製外部 wide ディスク (DFHSS2W, Revision 1717) はサポートされていません。
Adaptec 構成ユーティリティを使用します。
各 SCSI デバイスが固有の SCSI ID を持つように構成してください。「Advanced Configuration Options」メニューで「Plug N Play SCAM Support」を「Disabled」に設定してください。
必ず SCSI チェーン上の両端のデバイスが終端になるようにしてください。同じ wide チェーン上に wide (16 ビット) と narrow (8 ビット) のデバイスが混在している場合。 wide デバイスがチェーンの終端にあるようにしてください。narrow デバイスがチェーンの終端にある場合、同じチェーン上の wide デバイスは low バイトだけを終了させます。これは不正な構成です。
複数のコントローラ (または埋め込み型コントローラ) がある場合、1 つのコントローラにつき 1 つの IRQ を使用するようにしてください。
指示があった場合、ホストバスアダプタ付きのスロットに対するバスマスターを使用可能にしてください。
旧式のディスクドライブ、テープドライブ、大部分の CD-ROM デバイスについては、SCSI データの転送スピードの最大値を 5.0 Mbps に設定してください。
(使用する場合は) 1 GB を超える容量のディスクのサポートを有効にしてください。
Solaris デバイスドライバ: |
ncrs |
デバイスタイプ: |
SCSI |
アダプタ: |
LSI Logic (以前の Symbios Logic または NCR) 53C810, 53C810A, 53C815, 53C820, 53C825, 53C825A, 53C860, 53C875, 53C875J, 53C876, 53C895 |
バスタイプ: |
PCI |
NCR BIOS と Solaris fdisk プログラムは非互換なので、Solaris ソフトウェアをインストールする前に、DOS バージョンの FDISK (またはそれと同機能のユーティリティ) を使用して FDISK パーティションテーブル中にエントリを作成してください。シリンダ 0 から始まる DOS パーティションを少なくとも 1 シリンダ作成してください。DOS パーティションが作成されていないと、Solaris をインストールした後にシステムをリブートできません。
53C815、53C820、53C825、53C825A コントローラ付きの add-in カードは、バスマスター PCI スロットでのみ使用できます。PCI スロットが 2 つだけのマザーボード上では、通常両方の PCI スロットでバスマスターが使用可能です。3 つ以上の PCI スロットを持つマザーボード上、および複数の埋め込み型 PCI コントローラを持つマザーボード上では、一部の PCI スロットのバスマスターが使用不可の場合があります。
LSI Logic SDMS BIOS および埋め込み型 53C810 または 53C810A コントローラを持つ PCI マザーボードの一部は、53C82x ファミリの LSI Logic SDMS BIOS を持つ add-in カードと正しく動作しません。マザーボード BIOS および add-in カードあるいはどちらか一方をアップグレードすると、上記のような衝突を避けることができます。
マザーボード上に 53C810 チップが搭載されている初期の PCI システムでは、チップ上の割り込みピンが接続されていません。このようなシステムは Solaris ソフトウェアと共に使用できません。
narrow ディスクをサポートするとされているカードの narrow コネクタに wide ターゲットを接続しないでください。このような構成はサポートされていません。
Solaris の ncrs ドライバは Wide SCSI オプションをサポートしていません。add-in 53C8xx カードは、narrow ケーブル (8 ビット SCSI A ケーブル) 用および wide ケーブル (16 ビット SCSI P ケーブル) 用のコネクタを含みます。SCSI P ケーブルを使用している SCSI Wide コネクタにデバイスを接続することができますが、Solaris ncrs ドライバは Wide Data Transfer オプションを開始または受け付けません。接続されたデバイスは 8 ビット narrow モードで動作します。
ご利用のアダプタが LSI Logic SCSI Configuration ユーティリティ (Control-C キーを押してアクセスする) をサポートしている場合は、「Host SCSI ID」(「Adapter Setup」メニュー中のオプション) の値を 7 以外にしないてください。
旧式のターゲットデバイスで問題が発生した場合は、/kernel/drv/ncrs.conf ファイルに次のエントリを追加してください。
targetN-scsi-options = 0x0; |
N には、問題が発生しているターゲットの ID を指定します。
Conner 10805 narrow SCSI ドライブを使用している場合は、次のような警告メッセージが表示されることがあります。
WARNING: /pci@0,0/pci1000,f@d(ncrs0): invalid reselection(0,0) WARNING: /pci@0,0/pci1000,f@d/sd@0,0(sd0): SCSI transport failed: 'reset: retrying command' |
ncrs.conf ファイルでタグ付きキューを使用不可にすると、上記の警告メッセージが表示されないようにすることができます。詳細は、ncrs(7D) のマニュアルページを参照してください。
P90 およびそれよりも低速のプロセッサを使用している Pentium マザーボード (Intel NX チップ) の一部では、ncrs がハングしてコンソールに次のようなメッセージが表示されます。
WARNING: /pci@0,0/pci1000,3@6(ncrs0) Unexpected DMA state:active dstat=c0<DMA-FIFO-empty, master-data-parity-error> |
これは、復旧不可能な状態を示しています。システムは ncrs ドライバを使用してインストールされません。
ncrs ドライバは 53C875 チップセットRevision 4 およびそれ以上をサポートしています。Revision 3 より前のものは、あまり普及していません。
SDT7000/SDT9000 テープドライブを使用している場合、次のようなメッセージがコンソールに表示されることがあります。
Unexpected DMA state: ACTIVE. dstat=81<DMA-FIFO-empty,illegal-instruction> |
上記のインスタンスでは、システムを回復させてテープドライブを使用できます。tar を使用して、テープドライブのテープへファイルを追加したりテープからファイルを抽出したりできます。