コアファイル名パターンを、グローバルにでも、プロセス別にでも設定できます。さらに、システムをリブートしてもこれらの設定値が保存されるようにするかどうかを指定することもできます。
たとえば、次の coreadm コマンドでは、init プロセスによって起動されるすべてのプロセスのグローバルコアファイルパターンを設定します。このパターンは、システムをリブートしても有効です。
$ coreadm -i /var/core/core.%f.%p |
設定したグローバルコアの値は /etc/coreadm.conf ファイルに格納されます。つまり、これらの設定値はシステムをリブートしても保存されます。
次の coreadm コマンドでは、すべてのプロセスのプロセス別コアファイル名パターンを設定します。
$ coreadm -p /var/core/core.%f.%p $$ |
$$ 記号は、動作しているシェルのプロセス ID を表す可変部分です。プロセス別コアファイル名パターンは、そのプロセス自身のすべての子プロセスに継承されます。
グローバルまたはプロセス別コアファイル名パターンが設定されると、coreadm -e コマンドで有効にしなければなりません。詳細は、次の手順を参照してくだ さい。
ユーザーの $HOME/.profile または $HOME/.login ファイルに上記のコマンドを指定すると、ユーザーのログインセッションで実行されるすべてのプロセスのコアファイル名パターンを設定できます。