この例では、ホストが 3 つ存在する Schema 2 環境で、Calendar Server と Messaging Server をインストールします。Access Manager と Directory Server のリモートコピーを使用します。
Schema 1 の例については、「Calendar-Messaging Schema 1 の例」を参照してください。
シングルサインオンまたは Access Manager 管理ポリシーを実装する場合は、Access Manager が必要です。この場合は、Access Manager または Access Manager SDK のローカルコピーのいずれかが必要です。Access Manager SDK は Access Manager が必要ですが、必ずしもローカルコピーである必要はありません。Calendar Server と Messaging Server は、両方とも Directory Server が必要ですが、必ずしもローカルコピーである必要はありません。Messaging Server は、管理サーバーのローカルコピーが必要です。
この例では、Directory Server と Access Manager のリモートコピーを使用します。Access Manager には、ローカルの Web コンテナが必要です。
Access Manager を Portal Server、Messaging Server、Calendar Server、Delegated Administrator、または Instant Messaging とともにインストールする場合は、Access Manager 旧バージョン (6.x) インストールタイプを使用する必要があります。Access Manager レルム (7.x) インストールタイプは、これらのコンポーネントを 1 つもインストールしない場合にのみ使用できます。
このコンポーネントを Sun Cluster ソフトウェアで使用する場合、コンポーネントをインストールする前に一連のタスクを正確に実行する必要があります。「Sun Cluster ソフトウェアの例」を参照してください。
依存するコンポーネントをインストールする前に、リモートの Directory Server をインストールし、実行する必要があります。
Access Manager SDK をインストールする前に、リモートの Access Manager を実行する必要があります。Access Manager のインストール手順については、「アイデンティティー管理の例」を参照してください。
大まかにいって次のタスクが必要です。
Directory Server をインストールし、起動します。
管理サーバーは Directory Server のグラフィカルインタフェースを提供するので、管理サーバーも選択することをお勧めします。
大まかにいって次のタスクが必要です。
Web コンテナと Access Manager をインストールし、起動します (Directory Server の選択を解除する)。
大まかにいって次のタスクが必要です。
Java ES インストーラを実行します。
コンポーネントの選択で、Calendar Server、Messaging Server、および Access Manager SDK を選択します。
Directory Server、Directory Preparation Tool、および管理サーバーは自動的に選択されます。
Directory Server の選択を解除し、プロンプト表示でリモートコピーを指定します。
非互換性の問題を解決します。
インストーラは、ホスト上のソフトウェアを検証し、非互換性が識別された場合のガイダンスを示します。
インストールディレクトリを確認します。
「今すぐ設定」オプションを選択します。
Calendar Server と Messaging Server は、インストール時に設定できません。
インストール時に設定可能なローカルコンポーネントの設定ページが表示されます。リモートに配置するコンポーネントでは、デフォルトを受け入れずに、リモートの情報を使用してください。『Sun Java Enterprise System 2005Q4 インストールリファレンス』の第 1 章「設定情報」に示す表から、設定情報を収集します。
インストールを実行します。
インストールサマリーとログを表示します。
リモートコンポーネントの指定を含む、インストール後の設定を完了します。
次の順序で、コンポーネントを起動します。