ここでは、Java ES コンポーネントパッケージのインストールが成功したことを確認するための手順について説明します。「今すぐ設定」インストールを実行した場合、一部のコンポーネントは設定済みであり、すぐに実行できる状態になっています。ただし、ここで示す指針の目的は、パッケージが正しくインストールされており、部分的にインストールされたパッケージや不足するコンポーネントが存在しないことを単純に確認することです。
パッケージが正常にインストールされたことを確認する簡単な方法の 1 つは、製品レジストリを調べることです。インストールが完了すると、Java ES インストーラは製品レジストリを更新し、インストールされたコンポーネントの情報を格納します。アンインストール時には、Java ES アンインストーラがこの同じファイルを読み取り、現在存在していてアンインストールが可能なコンポーネントを特定します。
インストールログを確認したり、いくつかのコンポーネントについて正しいバージョンが適切なディレクトリ内に含まれているか確認してみるのもよい方法です。
または、Web Server や Directory Server など、「今すぐ設定」インストールに含まれていたコンポーネントを起動できるか試すこともできます。
次に示す手順の一部または全部を使ってインストールを確認してください。
部分的にインストールされたパッケージが存在しないことを確認します。Solaris OS の場合:
pkginfo -p |
あるコンポーネントの正しいバージョンが存在していることを確認します。
このリリースの正しいバージョンを確認するには、付録 A 「このリリースの Java ES コンポーネント」を参照してください。たとえば、Solaris 版の J2SE のバージョンは、1.5.0_03 になっているはずです。
cd /usr/jdk ls -l |
インストール済みコンポーネントが製品レジストリに反映されていることを確認します。
サマリーログを開き、インストール中に指定した設定データを確認します。
cd /var/sadm/install/logs view Java_Enterprise_System_Summary_Report_install.* |
「今すぐ設定」インストールの場合、Portal Server と関連サービスを起動します。
「今すぐ設定」インストールの場合、Portal Server と関連サービスを停止します。
「今すぐ設定」インストールの場合、Portal Server と Access Manager のサービスを起動します。
/var/opt/mps/serverroot/slapd-hostname/start-slapd /opt/SUNWwbsvr/https-hostname/domainname/start |
「今すぐ設定」インストールの場合、Access Manager コンソールにアクセスします。
ログイン時のユーザー ID は「amadmin」、パスワードは「password」です。
http://hostname/amconsole |
「今すぐ設定」インストールの場合、Portal Server にアクセスします。
ログイン時のユーザー ID は「amadmin」、パスワードは「password」です。
http://hostname/portal |
エラーが発生した場合には、Web Server を再起動し、手順を繰り返します。