Sun Java Enterprise System 2005Q4 配備計画ガイド

ユーザーニーズの把握

ソリューションの対象ユーザーのタイプ、ユーザーのニーズ、および予期されるユーザー利益を把握するために必要なリサーチを行います。次のリストは、ユーザーを分類する方法の一例です。

予期されるユーザー利益の明確化は、設計上の意思決定に役立ちます。次に示すのは、ソリューションがユーザーにもたらす利益の例です。

動作要件の定義

動作要件を、明確な目標を持つ一連の機能要件として表します。一般的には、次のような領域について動作仕様を作成します。

動作要件を、すべての利害関係者が理解できる測定可能な表現で表します。「適切なエンドユーザー応答時間」などのあいまいな表現を避けます。次に示すのは、動作要件の例です。

既存の使用パターンに対するサポート

既存の使用パターンを測定可能な目標として明確に表します。次に示すのは、そのような目標を決定する上で役立つ質問です。

サービスにアクセスするユーザーについて調査します。ユーザーが既存のサービスにアクセスする時刻やその長さなどの要因は、目標を特定する上で重要です。組織の経験からこれらのパターンが得られない場合は、類似組織の経験を調査します。